2015/04/28 に公開
極東国際軍事裁判(東京裁判)でただ一人日本の無罪を主張したパール判事
東京裁判(1946~1948年)で、日本は満州事変(1931年)から盧溝橋事件(1937年)を経て日中戦争に突入し、日米開戦(1941年)、そして終戦に到るまでのプロセスを「侵略戦争」と判定され、この「侵略戦争」を計画し、準備し、開始し、遂行したことは、「平和に対する罪」に当たるとして東條英機ら7人の絞首刑が遂行された。
参加した判事の中で唯一国際法の専門家であったパール判事は、この東京裁判で日本が国際法に照らして無罪であることを終始主張し続けてくれたインド人判事である。日本の教科書が東京裁判史観に立って「日本は侵略の暴挙を犯した」「日本は国際的な犯罪を犯した」などと教えていることを大変に憂えて「日本の子弟が、歪められた罪悪感を背負って卑屈、頽廃に流されて行くのをわたくしは平然と見過ごすわけにはいかない。」とまでいって励ましてくれたのです。
まさにこのときのパール判事の「予言」が70年後の現代の日本にも深い傷として蝕んでいるのです。
戦後70周年に向けて 第3部 パール判事と東京裁判 渡部昇一 4/8
全8編 再生リスト
■第6部 安倍総理はリビジョニストか?歴史修正主義者のレッテル
■戦後70周年に向けて「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」エピローグ
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