お散歩ギャラリー

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京都の夏2014

2014年07月19日 11時55分25秒 | Weblog

もうぼちぼち梅雨明けしてもよさそうな今日この頃ですが、

6月から7月にかけてあまりにも仕事が暇なので思い切って7/17、18と休みをとってしまいました。

平日お得なところはないかなとnetをみていると、「7/17 山鉾巡行」という記事が目に留まりました。

「山鉾巡行」って祇園祭のあれかい?

そうか、今祇園祭の真っ最中なんだ。そうだ、京都行こう。

ということでJR東海ツアーズのHPに行き、1day京都で切符を予約。

と、2日後に「予約完了」メールが届き、希望の電車が往復ともとれてしまいました。

へえー、やっぱ夏休み前の平日は空いてるんだ。

昼食はやっぱりここしか無いでしょうと、貴船の川床も何とか予約がとれて、あとは当日を待つだけ。

しかしながら、平日とはいえ歴史ある祇園祭。殺人的な混雑であろうなあ。しかも暑いだろうなあ。

いろいろマイナーな思いが次から次へと浮かんできます。

いつものようにexcelで工程表を作り、準備は万端。行くしかねぇ。

ということで7/17朝5時起きして6:37の新幹線に乗り、8:48京都着。

いろいろnetで情報収集した結果、四条通りから河原町交差点までは身動きできないほど混むということなので、

比較的混雑が少ないという河原町通りの北側へ行こうと思い、東福寺から京阪電車に乗って三条まで行くことにしました。

さて、京阪電車に乗る時にこの情報が正しかったと分かりました。

通勤通学の人もそれほど多くなく、三条まで座っていけました。

三条で降りて、橋を渡り、高瀬川沿いを下ってから河原町通りに出ようと歩いていると、

路地の右手に町屋風の建物があり、細い石碑がその入り口に立っていたのでよく見ると、

「坂本竜馬寓居之跡」と記してありました。

へえーこの建物は何か坂本竜馬とゆかりがあるのかねぇ。と連れ合いと話していると、

その家の前をつかつかとおばちゃんが通っていき、いきなり建物の入り口の戸を開けて中の人と話し始めました。

丁度写真をとろうとカメラを取り出したところなので、「撮ってもいいですかね」と聞いたところ、

にこにこしながら「あ、どうぞどうぞ。ここの2階に坂本竜馬が隠れていたんですよ。」と何気に話してくれました。

へぇーこんなところに坂本竜馬の隠れ家があったのかぁ。と、のれんの文字を見ると、何やら崩した字なのでなんて書いてあるのかわかりまへん。

2文字で「?屋」と書かれてある様子。

とりあえずシャッターを切り、ぼちぼち山鉾が来る時間が近づいていたので河原町通りに出ました。

あれっ。人が少なっ。

歩道に座っている人はちらほらいましたが、まだ座れるところがいっぱいあります。

山鉾は?

六角通りまで下って空いているところから河原町の交差点の方を眺めると、

丁度辻回しに入るところの様で、こちらからみて山鉾の側面が見えていました。

まだここへ来るまでに時間があるな。と思って空いているところに陣取って到着を待ちます。

しばらくすると、お巡りさんがメガホンで、

「山鉾が間もなく通ります。今から横断歩道は渡れなくなります。」と叫んでいますが、

山鉾が近づいてきても平気で渡っている人がかなりいました。

さあ、いよいよ先頭の長刀鉾が見えてきました。

TVでしか見たことのなかったきらびやかに飾ったでかい屋台が近づいてきます。

目の前まで来ると、あの「こんちきちん」のお囃子が間近に聞こえてきました。

すっげえなー。華やかだなー。雅だなー。

ただもう感嘆の想いしか浮かびません。

それからいくつかの鉾や山が通り過ぎて行きましたが、どれも素晴らしい色合いです。

こんな小さな子までが、この暑いのに装束を着て一緒に回っているとは思いませんでした。

外人さんも結構参加しているではないですか。

そうこうしているうちに昼食の予約時間が迫ってきてしまいました。

全ての山鉾を見たかったですが、それはまた次の機会に一泊してまた観に来よう。

と無念の気持ちを抑えてこの場を離れました。

三条の駅に戻って京阪で出町柳まで行き、叡山電車で貴船に向かいました。

貴船から送迎バスに乗って川床に到着です。

今年もまた来てしまいました。

さっきまでの暑さがウソのように冷風すら感じられる中でゆっくりと料理を楽しみました。

「ああ、生き返る。」

ひと時の贅沢を満喫した後、錦市場で買い物をしていこうと思い、また祇園四条まで戻りました。

四条の橋を渡り始めたら、午前中とは比べ物にならない暑さと人ごみが押し寄せてきました。

「あっちー。」

寺町通りから錦小路に入ると何やらお囃子のような音が聞こえてきました。

「祇園祭のコンチキチンとは違う感じだなー」と思っていると、

向こうからはっぴを着たおっさん連中が近づいてきました。

へえー、ここでもお祭りか。

一団が通り過ぎるのを待って四条方面へ歩きながら、大好きな漬物とちりめん山椒と黒七味を買って、京都駅に戻りました。

帰りの新幹線の中で撮った写真を見ながら、「京都の夏は暑いけど、景色がいいなあ。」

と思いつつ、座席の中でうとうととし始めました。

 

おわり