オレンジ色の宇宙船の夢

私は１９歳の時から色付きのはっきりした夢を見ることが多く、今でも覚えており、３年前から夢日記をつけるようになりました。予知夢かどうかはわかりませんが夢のなかに前もって映像で見させてきます。

鮮明にみるようになったのは東京に一人暮らしで住んでいた時に見た豊浦トンネルの事故の映像です。田舎の母に電話で、女の子が土の中に埋もれていく映像は悲しくて今でも忘れられません。数日後にニュースで報じられた時は、どうして自分の夢の中に悲しい映像があらわれてきたのかわかりませんでした。全く興味のないアナウンサーなのに亡くなる数日前に自分の夢に出てきたりもしました。

２０１９年６月に見た夢の内容ですが、私は校舎の窓付近にいてほうきを持っていました。現在の息子が小学３年生になっていて息子と子供たちがグラウンドで遊んでいる時の事です。私は煙のかかった上空からブーンと音をたててオレンジ色の宇宙船が降りてくるのを発見しました。その瞬間バーンと耳がふさがれるような爆弾の音で教室もこの世が全部吹っ飛ばされて、真っ暗になり、目を開けるとキラキラキラと金粉が舞い、そして消えていき、ピタッと世界が静まり返っていて、四つ角や柱のすみには白い雪か紙粘土かわからない山が積もっていました。何も起きなかったかのように子供たちが教室や廊下にいました。

夢の中で、白い雪のような山がどうしてあちこちに積もっているのかわからず混乱し、息子を探しに行くと、グラウンドのジャングルジムで発見。無事だったと思いましたが動揺していました。現実に息子の友達である男子生徒が廊下を歩いていたので真っ先に「いま、宇宙船と爆弾すごかったよね、見たでしょ。家の息子はきっとわかってないと思うから聞くけれど、いま確かにすごいこと起きたよね」と聞くと「○○くんのお母さん、こんにちは。何の事ですか？」と言われました。

頭が混乱したまま、教室に戻り、なぜか雪の山のような白い塊を手に取りたくなり、手ですくいました。これを、３０メートル位の長い橋を渡って、私の友人の元へ届けに行きました。急に夜になり橋の上の空は星が見えました。そして、橋の先には友人が待っていて、手にした白い塊を見ると化粧水のような水分に代わっていました。私は友人の両頬につけてやると友人は「気持ちがいいね」と言い夢から目が覚めました。

この夢は数年前のものですが、最近息子が元素記号を学校で学び始めたことで原爆の成分のプルトニウムとウラン、リトルボーイとファットマンというワードを息子から聞いたので、先日パソコンで原子爆弾を検索しました。するとファットマンの画像があのとき見た宇宙船と同じ形と色でした。なんだかぞっとしました。もしかしたら原爆で自分は死んだのかもしれません

北海道生まれなので、戦争の歴史は防空壕とB29の戦闘機のことしかわかりませんでしたが、あらためて調べてみると広島と長崎に投下された原子爆弾は無慈悲で残酷な出来事だと思いました。生き残った生命力の強い方たちが復興に向けて頑張って来られたおかげで今の広島と長崎は発展しているのだと思います。