お気に入りの蓮の花柄の蓋碗をオークションで手に入れることが出来ました。
元々この蓋碗は家に一つだけあったのですが、どうしてもお揃いが欲しい!といろんなお店で探し回ってはみたものの、なかなか見つからず…。
ある時オークションでチェックをしていたら、同じ柄の蓋碗二つセットを発見し、思っていた以上にまさかのお手頃な値段で落札が出来たのです。
しかしそれにはある理由があるわけで…。
一つの蓋碗の蓋に『一箇所だけ欠けた部分がある』という物だったからです。普通なら蓋が欠けていたら使い物にはなりません。
ところが金継ぎのできる私の父にかかれば、あっという間に直してくれるだろうな…、と敢えて欠けた蓋碗を落札しました。
お直ししてでも使いたい好きな蓋碗、ということなんでしょうね。
お直しされた蓋はこちら…。
綺麗に修復され、大好きな柄の蓋碗で美味しいお茶をいただいてます。なんでも買える世の中ですが、気に入った器は大事に使わないといけませんね。
現在金継ぎ教室までする父は、自分のことを器の総合病院と言ってます。