先週の金曜日、
一瞬見動きができなくなるほどの思いがけない深い悲しみに
襲われて途方に暮れました。
悲しくて人目を憚らず泣くようなことはしばらくなかったので
涙が勝手に出てきて止まらなくて戸惑いました。
先週の週末は一滴もお酒を飲まず
ちゃんと命とか人間について考えました。
土曜日はお休みなのに遊びにも行かず家にひとりでいました。
あたしがそんな週末を過ごしたところで
何も変わりはしないけど、悲しい気持ちを忘れたくなかったから、
ちゃんと悲しみました。
生まれてこれなかった命がありました。
みんなが待っていたのに育たなかった命がありました。
生まれてこなければ死ぬっていわないのかもしれないけど
それははっきりと命が失われた瞬間だったと思います。
命が失われることを死ぬっていうのだと思います。
命を生み出す力をそれぞれみんなが持っていて
生まれてくる力を持ってみんな生まれてきてる。
生まれてきてからも生きるのが苦しくて
しっかりと生きていけない人がいたり
生まれるとか、生きるとか、本当に生き物の根源の部分を考えて過ごしました。
一週間、心の中は相当混乱していて、相当暗かったです。
昨日、その強い女性に会いました。
自分の中に宿った命を失った女性。
会ったら絶対、泣いてしまうと思っていたけど
その女性の明るい笑顔と、生物としての本当の強さに包まれて
あたしは安堵していました。
やっぱり、女性は強いですね。
母を感じました。
母性って、心地いいものです。 なによりも。
そしてその女性からバレンタインのチョコをいただきました。
愛されているって、こんなにもはっきりとわかるものなんですね。
質量とか、重量、自分の五感で感じられる感覚すべてを使うよりも
もっと実体を感じられて、あたたかで、
自分の手に持っているなによりも確かさを感じられる愛情でした。
今週の月曜日、
8時過ぎに見慣れた姿がうちの店にありました。
とても自然にそこにあったその姿をみつけたとき、
自分の心が動くっていう瞬間を実感しました。
心って腕とか指とかと同じ。
動くんです。
そこにいたのは、あたしの親友です。
彼女もバレンタインのチョコを持ってきてくれました。
チョコを渡すためにあたしの職場まで来てくれたんです。
何気ない表情で。
当たり前のことのように、ごはん食べて帰ろうって。
バレンタインってこんなにも、
お互いの愛情を確認できるイベントなんですね。
たかだかチョコをあげるだけの
お菓子会社が作ったイベントやんって冷めた考え方は今すぐ捨てたほうがいいです。
損しています! 絶対、損してるから!!
男の子はいいなぁって思っていました。
かわいい女の子からチョコとかもらって告白とかされて。
でも今年のバレンタインは本当に女の子でよかったと思えてる。
今週はおしゃれして飲みにいこうっと