ひとつまみ

ほんの“ひとつまみ”で
 いろんな味になるかも・・・

空とともに

2021年07月01日 | ひとつまみ
凹む心
雨の予報
じっと洗い流す
涙のよう

歓喜にわく
言葉もいらない
日差し
ただ優しい

包み込めない自分
何のエネルギー

作られた星に
まだ
夢をたくすように

ただただ
私を見守っている

一歩に

2021年06月29日 | ひとつまみ
こぼれ落ちた
ひとかけのお菓子
いつまでも
そこにある

こぼれ落ちた
夢 あこがれ
甘い香りは
同じくらいだな

手をのばせば
拾える
でも
重くて持てない

小さな影が
たどり着く
どこまで運ぶ
いつまで運ぶ

運んだ距離
生きてる証
踏み出した
ほんの一歩から
ずっとずっと


筆の先の先

2021年06月28日 | ひとつまみ
また来た

飾った大きな絵
楽しそうに記号化した文字
「いいね」

冷たさだけ
孤独の缶
かけめぐる

いつからか
書けなくなった
目の前の紙の白さ
不安が透ける

悩む日記
送れなかった手紙
とっておきの言葉

すべてに
匂いがあった

その
筆の先の先に


糧になるのがいやなら

2021年06月27日 | ひとつまみ
ひとりひとり違う
口では言うけど
目の奥の刃
傷を深くえぐる

世の中の”普通”
それが本当に必要なの
傍若無人に力
振りかざさないで

辛いことや
悲しいこと
そう
ボロボロになるまで
心で受け止めれたら

糧になるのがいやなら
思いも何も
流してもいい
忘れていい

ただ
生きて 生きて
生きて 生きて
それだけあればいい