オヤジっちの週末超スローライフ

旧東海道の旅 その8


宇津ノ谷の集落です。観光客もまばらでタイムスリップしたようなエリアでした。

前半は写真撮影やら甘味処やらで予定よりかなり遅れてしまった。今日は掛川まで走る予定なので後半は飛ばして行こうと思っていたのですが、宇津ノ谷でいきなりタイムロス。でもそれが珍道中一人旅の趣なんですよね~。


宇津ノ谷で「秀吉の羽織」が飾ってある御羽織屋(屋号)立ち寄ったら、おばあちゃんのお話に時間を取られてしまう。でも、歴史に振れながら暫しマッタリ出来て良かったかも。(撮影はご遠慮して下さいと書かれていたので内部の写真はありません)


宇津ノ谷には、明治、大正、昭和、平成の4つのトンネルがある。訪れたのは日本で最初の有料トンネルであった明治のトンネル。


内部は照明が灯されていてノスタルジックな世界でした。このまま通過したら楽出来たのだが意を決して引き返します。


本日2番目の難所、宇津ノ谷峠の入口です。さあ頑張るぞ~。


登り始めるとすぐに竹林が現れました。乗車出来そうに見えますが、峠までは100%押しです。


宇津ノ谷峠に到着です。看板が倒れてしまってたのが残念。


さて、ココからは豪快なダインヒルと行きたいところですが、スリックタイヤなのでビビりながら下ります。


下りきったところで案内係のおじさんに写真を撮ってもらう。自転車に乗ってこの坂道を下ってきた人を見たのは初めてだとか...。この下りでボトルをなくしてしまいました。トホホ...。


しばらく舗装道路を淡々と走っていると、岡部宿で松並木が現存していました。


ちょっと道草して蓬莱橋に立ち寄ってみました。大井川に架かる木造の橋です。


自転車で走ってみたかったのですが、観光客が多かったのでパスして記念撮影。


島田宿に到着しました。水路も残っていて、これまでに訪れた宿場の中で最も江戸時代の面影が残っているようでした。


ようやく大井川です。陽も傾いてきてちょっとヤバいかも。でものんびり走ります。


橋を渡りきると旧東海道の看板があります。見落とさないように注意!


金谷の一里塚です。そういえば今日は一里塚を結構見落としているかも。


江戸から五十三里、約212キロ。京都まで百二十三里なのでやっと半分!


金谷駅の脇を通過して急な坂道を登っていくと、本日3つ目の難関、金谷の石畳の案内看板を発見。


すると、いきなり激・激・激坂。かなりキツイっす。


汗かきまくって登ると石畳の入り口に到着。お茶屋で休憩したいところだが、陽が暮れてしまうので通過して登っていく。


当然ながら乗車率0%。しかも20インチのタイヤでは石畳みに前輪が突っかかってしまい抱えながら登っていくしかない。


眩暈がしそうなくらい辛くなってきた頃、すべらず地蔵堂なるものがあったようだが、立ち寄る余裕などなく無視して先に進む。


やっと石畳みから解放されて一休み。石畳みは辛いっす。箱根より短かったので良しとしましょう。


しかし...。ご丁寧に下りまで石畳みが再現されていた。も~最悪だ~。当然ですが押しながら下ります。


石畳みを下りきると、今度は推定20%は確実にあるウルトラ激坂が永遠と続く。


道標を発見したまらず休憩。散歩していた地元のオジサンに「そんな小さなタイヤでこの先、行けるかの~」と言われガックリ。


ヘロヘロになりながら登りきると「この先は自動車は進めません」の看板があり、その先には推定25%以上ありそうな激下りが...。軽トラ以外は進めません。


恐るべし菊川の山越えを無事に終え、舗装道路を掛川目指してたらたら走っていると菊川の一里塚があった。


掛川駅手前の七曲り付近に「塩の道」の道標があった。日本海まで330キロと記されていた。またそのうち行ってみようかな?


長いような短かったような珍道中も無事に終了。掛川の駅はムクドリの大群が押し寄せていた。


帰りの新幹線で「しか」のちくわをツマミに反省会。嘘です。イカです。


今回は3つの難所を超える過酷な珍道中でした。マジきつかった。特に石畳みは堪えました(笑)。

京都まであと半分。年内に名古屋まで行ければいいのですが、どうなることやら。なんせ珍道中ですから。

コメント一覧

峠のゴブリン>広葉樹さん
本当はお誘いしたかったコースだったのですが...。

広葉樹さんと苦しみぬいた箱根越へが原動力となって京都を目指しています。
広葉樹
伝説?の箱根の石畳の再現とは
さすがゴブリンさん!
ダホン・ロードともにMMだね。
とてもまねできません。

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