HITO-OMOI(ひとおもい)

ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。

5073首目・・・横恋慕

2024-07-08 00:00:00 | 短歌

「横恋慕さるるもしかたなきやうなる坂の頂或るひと置きて(新作)」


(口語)
「横恋慕されてもしかたないような坂の頂或るひとを置き」


函館を旅行する前に詠んだ。どっちがいいかなぁ。


四句と五句を入れ替えると自分の居場所が逆転するようにも読める。(こういうのが、作歌の面白いところ。)これまた、どっちがいいかなぁ。(笑)


「横恋慕さるるもしかたなきやうなる或るひと置きて坂の頂」


(俳句)
「夏坂の上(ㇸ)で横恋慕さるるかな」


おお、詠嘆か!(笑)ちと歌意と違う、、。(汗)


「夏坂の上(ㇸ)で横恋慕されてみよ」

いいかもな、(笑)

不尽

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5071.5072首目・・男性化粧品2首

2024-07-06 00:00:00 | 短歌

(渡辺貞夫『マイ・ディア・ライフ』裏ジャケ)


「昨日より半歩トリップせんとして俺のBRAVAS鏡に向かひき(新作)」


整髪料(スタイリング)の歌。色気づく頃。

世代は「バイタリス」、「マンダム」、「MG5」いずれでもない。

しかして、「BRAVAS 」だ。あの安定感のあるフォルムが好きだった。

四句は、ボクであってはならぬ。俺だ。  

長らく使い続けたのは、FM 番組の『渡辺貞夫マイ・ディア・ライフ』の影響もあるかなぁ。

そう、〜ブラバス、サーウンドゥ・トリップッ、『渡辺貞夫・マイディアライフ』〜だ。

「ブラバス」の後は、「アウスレーゼ」を使っていた。(輪島・貴乃花のCMよりずっと後のことだから)さほど理由はない。

今は、「ルシード」を使って長くなった。これまた、理由はない。

ただ、時代は、無香料になった。

 


「汝がためと懸想する人出でてこそ手にするメンズコロンの小瓶(新作)」


フレグランスの歌。も少し年かさが増える頃。

フレグランスはアトラクティブなもの。歌意は、説明不要だが、女性(不特定異性を意識して)は異なるのかなぁ。

「ギャツビー」をかなり長く使ってるけど、選んだ理由はなんだったかなぁ、思い出せない。

まっ、使う必要性が減少してるよな、、。苦笑。

不尽

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5070首目・・・同窓会

2024-07-04 00:00:00 | 短歌

「同窓会欠席続けアップさるる彼等は赤の他人に成り果つ(新作)」



「(中高一貫男子校で、おまけに劣等生やったし)同窓会なんかに出て何がおもろいねん」、と内心毒づきながら、HP を確認している捻くれ者の歌。

不尽

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スポーツ短歌18 2024年上期

2024-07-02 00:00:00 | 短歌

なぜだか、野球ばかり10首の今期。



五年後に戻らまほしと蔦の這ふ球場(ボールパーク)に送らんShōta
(4961)

キャンプイン優勝するはずなきがゆゑ却(かへ)りてシーズン愉しめる哉
(4982)

ウェンデルケンウィックケイにアンソニー今だ空きたる96番
(4987)

壁つくりタメを産み出し面で打つ悩めど十(とお)に七はしくじる
(5013)

凡打あり美技あり三桁(みけた)の番号を背負ふ彼等の止まざる競争
(5014)

打つほどに遍く心に届きしが打つほど離れし近くの心〜大谷翔平元通訳事件〜
(5017)

ポスティング7年8年FA権「I✭YOKOHAMA」形容さまざま
(5018)

手を翳せ揺らせハマスタ応援歌アーチを架けむ我等が2 2 5
(5021)

打たずとも構わぬ非礼を詫びるのみ帰朝報告柵越え225
(番外)

二番から六番いかさま誇れども導火線とぞ一番打者(リードオフマン)
(5050)





(筒香復帰第2戦、060508)

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5069首目・・・三針が

2024-06-30 00:00:00 | 短歌

「三針が重なる瞬間(とき)を過たず若きをのこが駆け出したるも(新作)」


切迫?徒労?。、みたいな歌。

不尽

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5068首目・・・父母の

2024-06-28 00:00:00 | 短歌

「父母の享年過ぎて目覚むれば呼吸(いき)は大きく深くあるべし(新作)」



感謝、、何かわからぬものに対する。

不尽

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5065-67首目・・・鶴ヶ城登城

2024-06-26 00:00:00 | 日記

近々、函館戦争の跡を辿るために渡道するので、前哨戦?で、またまた会津若松へ。


「降伏をなしし日付は我が生れし月日と知らず天守に登る(新作)」


旧暦(慶応四年九月二十二日)ではあるが、迂闊にもやっと気付いた次第。


「飯盛で若き生命が散れどなほ籠る一月戦ひ了(をは)んぬ(新作)」


(天守から臨む飯盛山)



「白露はやがて消ゆれど泣血氈(きゅうけつせん)会津が血涙染むをな忘れそ(新作)」


(錦絵『会津藩降伏図』) 




(白露庭(降伏式の場所、家老内藤介右衛門邸))



やはり『會津壹番館』に足が向く。何度訪れても心が安らぐ純喫茶。

(060524)

不尽

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5064首目・・・思い出が

2024-06-24 00:00:00 | 短歌

「思い出が美しすぎる理由(わけ)などは知りたくないから ここに居て、君。(新作)」


FMでバリー・マニローが流れ、とても魅力的な彼の歌声に思わず詠む。『ふたりのオールド・ソング』(『The Old Songs』)という曲。

三句と四句の間には、一字空け。

まぁ、売れそうもない歌謡曲の歌詞みたいやな、、。

不尽

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5063首目・・・ささやかなる

2024-06-22 00:00:00 | 短歌

「ささやかなる決意をじわり強ひられつ噛みたり今朝の冷飯一膳(新作)」



『な、大袈裟な、、保温せえへんかっただけやろ』の一首。


俳句にすると
「冷飯が決断強ひる夏の朝」
こんなんやろか、、?

針小棒大感が薄れるか?、、大和男子っぽい?。(笑)

不尽

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5062首目・・・常備駅

2024-06-20 00:00:00 | 短歌

「常備駅貨車に書かるる文字追ひて地図帳広げ夢拡げし日(新作)」


鉄歌、ローカル線鈍行の旅。続々々。昔語り。

不尽

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5061首目・・・微睡めば

2024-06-18 00:00:00 | 短歌

「微睡めば列車は越えぬ県境(けんざかい)別の代議士微笑むポスター(新作)」   


鉄歌、ローカル線鈍行の旅。続々。

不尽 

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5060首目・・・ワムトラの

2024-06-16 00:00:00 | 短歌

「ワムトラの行き来はかつて繁(しげ)しやと思ほゆ番線持たざるホーム(新作)」


鉄歌、ローカル線鈍行の旅。続。

「ワム」有蓋車・積載重量14~16t

「トラ」無蓋車・積載重量17~19t



不尽

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5059首目・・・再会の

2024-06-14 00:00:00 | 短歌

「再会のページ読み終へ眺むれば川は左に移りて疾し(新作)」


鉄歌、ローカル線鈍行の旅。

不尽

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5058首目・・・享年が

2024-06-12 00:00:00 | 短歌

「享年が刻まれざるを僅かなる慰めとして死者等の碑(新作)」


見る側からの歌で逃げが入ってる、いまひとつの出来。

不尽

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5057首目・・・貼替えを

2024-06-10 00:00:00 | 短歌

「貼替へをなされし四桁の値札なり剥がさざるべき将(はた)剥がすべき(新作)」


笑点の大喜利みたいな歌やなぁ、、。

不尽

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