HITO-OMOI(ひとおもい)

ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。

5128首目・・・タワマンの

2024-09-07 00:00:00 | 短歌

「タワマンの影に憩ひつ次の影探す灼熱メガロボリスよ(新作)」



「厳しい」より、「危険な」暑さという表現は、当たってると思う。

不尽

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5127首目・・・なまくらなる

2024-09-05 00:00:00 | 短歌

「なまくらなる熱波となりぬビル風に煽られ目指す貴殿の御住居(おすまい)(新作)」



地下道に潜りたいが、、住所がわからなくなる、(汗)

不尽

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5126首目・・・解答を

2024-09-03 00:00:00 | 短歌

「解答を求めんとして見上ぐれど糸口すらなし真青なる空(新作)」


一点曇りなきことの陷阱。

不尽

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5125首目・・・闇に見る

2024-09-01 00:00:00 | 短歌

「闇に見る針の鋏角拡がりて体温奪ひあひたるひととき(新作)」


あぁ、寝苦しい、、、。

不尽

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5124首目・・・住む人も

2024-08-30 00:00:00 | 短歌

「住む人も行き交う人も多くしてコメ不足とや信じがたしも(新作)」



同情も、況や批判もしないけど、日本も広いなぁ、という感想。

不尽

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5123首目・・・常套句

2024-08-28 00:00:00 | 短歌

「常套句決まり文句に定型句使ひこなせし男(をのこ)の出世(新作)」  



組織の遊泳術、因みに私は金づちなので、海もプールも嫌いである。

不尽 

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5116-5122首目・・・道南(松前・江差・函館)行(その3)

2024-08-26 00:00:00 | 日記

(元町公園からの眺め)
箱舘戦争の゙足跡をいくつか辿る旅。

③函館

「侍の命尽きぬるも函館の顔役なるぞ榎本武揚(新作)」





(五稜郭跡、箱舘奉行所、五稜郭タワー)


「関門は亀田と箱館土方の生死(しょうじ)も分かちし一本木とぞ(新作)」

(一本木関門跡、函館市若松町)

(土方歳三最期之地碑)


「幕末の技術官僚(テクノクラート)三郎助覚悟の最期いといと惜しや(新作)」

(千代ケ岱陣屋跡)


(中島三郎助父子最後之地碑、函館市中島町)



「碧玉となりし御霊をはばかりて弔ふ碑(いしぶみ)されど高々(新作)」


(碧血碑、函館市谷地頭町)
(明治辰己実有此事

立石山上以表厥志)



「寺町の坂を息つき登りけり傷心惨目(しょうしんざんもく)の碑を拝まんとして(新作)」

(高龍寺、函館市船見町)

(傷心惨目碑)


「函館の山はひとつの闇となり街の灯りのあたたかきかな(新作)」








「函館の坂は港とともにあり撮るも下るも上りしのちぞ(新作)」

(旧函館区公会堂)
(バルコニーから)
(基坂)




戊辰戦争の終局としての箱館戦争を辿ってみたが、道南のさいごの武士たちの様々な生き様は興味が尽きない。再訪できれば、いいなぁ。

(060626-28)

(おわり)

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5110-5115首目・・・道南(松前・江差・函館)行 (その2)

2024-08-24 00:00:00 | 日記

(開陽丸)

箱舘戦争の゙足跡をいくつか辿る旅。

②江差
「松前や江差に向かふ鉄路なきキハの役目はながまれとかや(新作)」

ながまれ(道南の方言)=のんびりして

「バスで行かん江差松前消え失せしレールのルートをスマホで追ひつ(新作)」






「人と船山の国より追分を伝へ運びて蝦夷地に至りぬ(新作)」
(江差追分会館)
(江差山車会館)


「鰊漁守護せし姥神大神宮江差湊を見下ろし御座す(新作)」


(姥神大神宮)

「新たなる国興さんと蝦夷地をば榎本海軍ひた目指したり(新作)」


(軍議中の榎本武揚(右端))





「座礁せし開陽まじまじ土方は涙零しつ拳振るひぬ(新作)」(旧檜山爾志郡役所)

(バルコニーから)
(土方歳三嘆きの松)

(060626-28)

(つづく)

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5104-5109首目・・・道南(松前・江差・函館)行(その1)

2024-08-22 00:00:00 | 日記

(松前城三層天守、本丸御門)


箱舘戦争の゙足跡をいくつか辿る旅。

①松前
「無高ゆえ湊の交易沖の口番所で粛々行なはれけむ(新作)」


(沖之口番所跡、松前奉行所、松前藩屋敷)


「許されて台地に築きし福山城最北最後の城郭となる(新作)」

「総督の土方攻め込む陸と海たちまち落ちぬ福山の城(新作)」

「国宝に定めらるれどあな惜しや三層天守焼失せしとや(新作)」




「榎本が海軍来たりし海峡に大筒放つもすべなく落ちぬ(新作)」


「法華寺の石段登り旧幕軍慰霊碑詣で我が名を記す(新作)」


(法華寺)

(060626-28)

(つづく)

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5103首目・・・記号ひとつ

2024-08-20 00:00:00 | 日記

今夏の選手権大会のベンチにも「女子」の姿が見られるようだ。私の住む地の代表校もそうだった。

但し、ベンチに座るいわゆる「女子マネージャー」は、規則では「記録員」、すなわちスコアラーという位置づけだ。

とはいえ、平成8年(1996年)までは、記録員はベンチ入りが認められなかった。その解禁とともに女子マネの姿を見かけることになった。


中にはスコアは付けずに(付けられずに?)マネージャーに徹しているチームもあるやもしれぬ。(その場合は、従来どおりリザーブや部長先生(責任教師)がスコアを付けているんだろう。)

また、リザーブにもなれなかった部員(ムードメーカーの如き)を充てているチームもいよう。それも一つの考え方だ。(但しユニフォームは着用できない。)

一方、性別に拘らずワンチームとして汗を流してきた仲間である女子マネージャーを晴れの舞台に立たせるのも、ステキな表現だと思う。


さて記録員は、事前登録が必須の20人の選手と異なり、試合ごとに入れ替えても構わないようである。これで、(勝たないといけないが)複数の女子マネがベンチ入りできる可能性が産まれる。(頭の硬そうな高野連にしては、(巧まざる結果であるにしても)粋な配慮といえまいか。)


何だかんだ言っても、男子校で六年過ごした身にとっては、球児たちと並んで整列してる女子マネの姿を見ると、

『こいつら青春してるよなぁ。』

とひしひし感じてしまうのだった。


「記号ひとつ書き込む時間遅るるも感極まれりベンチのA子(新作)」

不尽


追記

例の大社VS早実の試合は、たまたまピンズドで9回裏から見てしまった。妙な感想だが、「(この試合を見られて)生きてて得をしたな」。

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5100-5102首目・・・鉄歌6首 (その2)

2024-08-18 00:00:00 | 短歌

「海近きホームに結ふる願ひ事バックパッカー深呼吸せり(新作)」


「同じ駅同じ夕陽を現在(いま)ひとりあの眩しさはうそではなかつた(新作)」


「ジオラマでのぞみを操る少年の停まることをば考えざる夢(新作)」



海岸線の長い国に住んでいるので、往復するだけで小旅行の気分である。

(おわり)
不尽

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5097-5099首目・・・鉄歌6首(その1)

2024-08-16 00:00:00 | 短歌

「特急の赤きシートで童等(わらべら)は弾け跳ねたり夏休みかな(新作)」


「見慣れたる海岸線を行く列車君とは異なる君想ひだす(新作)」


「滑かなる弧を描き岐かるる引込線行手は叢(くさむら)夏の盛りよ(新作)」


(つづく)

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5096首目・・・四年後を

2024-08-14 00:00:00 | 短歌

「四年後を持たざる者と持つべき者渇く涙と渇かす涙(新作)」


パリ五輪が終了したが、リアルタイムと録画を含めて、30分も視聴しなかった。

実況アナウンサーの五月蝿い絶叫を聞かされると思うと、見る気が失せる。

いきおい、ニュースやハイライト動画で済ませてしまった。


歌意はありきたりだが、3句の「べき」は、ある意味残酷かつ無責任な歌といえようか。

てな訳で、五輪短歌は、一首のみ。

不尽

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5095首目・・・故郷の

2024-08-12 00:00:00 | 短歌

「故郷の本家の仏壇抽斗の軍事郵便瞑目したり(新作)」



「の」を繫ぐ歌は、基本的に駄歌とされている。

不尽

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5094首目・・・ハイーハイ

2024-08-10 00:00:00 | 短歌

「ハイーハイゆるり宥めつ遠き道馬子唄合の手澄みわたりゆく(新作)」



馬子唄(民謡)の゙合いの手の余韻に聞き惚れる。


(俳句)
馬子唄の合いの手労(いたわ)る夏の坂


無季で詠むと

馬子唄の合いの手人馬労(いたわ)れり

短歌から引っ張ってくると、無季がいいと思うのだが。

こんなとこが、季語による世界の制約を感じるか、拡張と見るか、延ては、俳句と短歌を取るかの分岐点かもしれない。

 

不尽

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