
「白き雪白き病にくきやかなるアリ・マッグローの黒き眉かな(新作)」
テレビの内蔵ハードディスクの底にあったので鑑賞。
原題は固有名詞ともいうべき無冠詞のlove story ながら、「ある」という少し引いた邦題。
現在の視点でいろいろ批評めいたことをいうのは容易いが、恋愛に関する挟雑物を取り去ると、シンプルなここに行き着くのではないか。
そして、見るもの誰しもに、「ある」愛の詩ではなく、自分たちだけの固有名詞の恋愛を始めたり、思い出させたりする。それがこの作品の力なのだろう。
ティモシー・ボトムスを見てたら、『ペーパー・チェイス』が見たくなった。近くの蔦やには置いてないよなぁ、きっと。
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