「作詞家は「信じることが女の子」と書きけり背かざるままひとり(新作)」
三題噺(人・場所・物)をひとつ。
志賀直哉の一連の山科(場所)ものを読み終わった翌日に、BSTBSで『警視庁南平班(シリーズの初回)』を視聴した。
村上弘明演じる主人公の南部平蔵の妻敦子(人)を演じているのは岡田奈々。山科ものにかこつけてだが、こんな奥さんだったら、浮気する男はそうざらにはおるまい。(名誉のために書きそえるが、直哉夫人は賢妻の誉れ高かった方のようである。)
そんな岡田奈々だが、私生活では婚歴がない。私は、それを芸能界七不思議のひとつと密かに名付けている。(酒井和歌子も同様である。)
さて、『青春の坂道』と並ぶ彼女の代表曲に『手編みのプレゼント』(物)がある。作詞家松本隆は♪裏切ることが男の子なら、信じることが女の子なの♪と歌わせる。
まるで、彼女には松本隆の書いた歌詞が足枷になっているように思えてくる。
大したオチじゃなかったなぁ。www
不尽
〈画像は「手編みのプレゼント」が入った4曲入りの『コンパクト盤』。「17cm LP」とも言い、EPサイズだが33 1/3回転だ。80年代には死滅?していたはず。〉