OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

メルボルンとスタバの関係

2002-01-21 | メルボルンのあれこれ
メルボルンはカフェの街。戦後移民としてやってきたイタリア人たちがエスプレッソを携えてやってきて以来、おいしいカプチーノがブレンドコーヒーと同じ値段で200円以下で飲める街なのだ。

さて、世界の果てメルボルンにもやっとスターバックスが上陸することになった。しかも当初はマクドナルド開店さえも拒否したこだわりのイタリア人街カールトンに出店計画していたのだから議論をかもしだした。メディアも「コーヒー戦争」という特集記事で大きくとりあげ、受けて立つローカルカフェのこだわりオーナーにコーヒーのうんちくを語ってもらったりしてローカルカフェ支持の立場をとっているように見えた。勝算はいかに?

結局スタバはカールトン出店は断念したようで、シティの中に何店かがオープンした。オープンしてもう3ヶ月経つだろうか。興味半分でのぞいてみたスタバはけっこうひっそりしていた。さて、カウンターで値段を見てみるとなに~、ブレンドで2.9ドル? たっか~い。日本円換算では200円ちょっとだけど、メルボルンのコーヒーは2.2ドル~2.5ドル(150-180円)が相場ですぜ(ホテルを除く)。ちなみにおいしくないファーストフード店のコーヒーは1.8ドル(120円)。メルボルン市民にとってコーヒ-一杯2.5ドルは心理的バリアなのだ。注文せずに立ち去ってしまった私であった。

あれじゃあ、スタバは外国からの観光客しか行かないだろうと思う。私でさえ、コーヒーチェーンのハドソン・コーヒーのフレーバー・コーヒーを2.7ドルで飲むほうを選ぶ。スタバは偉大なるカフェの街メルボルンでの価格設定に完全に失敗したようだ。

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