ボタン側面を押した際止めるか、戻る際止めるか、幼心ながら、指をかけて考えるのが好きでした。
3ミリで復元バネを止めるのは瞬間技です。照度を除き込みながら指の爪を立てました。灯りがチラつき始めたら、広げた指先を狭めます。これが押し下げで起きる時と引き上げで起きる時があり、ブラックアウトが起きたら、指先を尖らせホールドします。バッテリーのパワーがしっかりしていると、フィラメントが微かに赤みを保ち、程なく照度が戻ります。けっこうスリリングです。上手く復活すると笑みを浮かべました。
フラッシュと常時点灯の接触境だと学びました。そして、さらに、バッテリーと豆球から出る熱量により、接触境が微妙に變化することも学びました。ライトケースが温もりを持つと愛しくなります。
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