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さらに現実的な問題としては、低所得者における「受診抑制」が考えられるという。AGESの調査によると、年収が150万円未満の高齢者において「過去1年に必要な受診を控えた割合」は13.3%だったが、年収が300万円以上の高齢者になれば、その割合は9.3%に下がった。
所得が少ないと心理的な不安が健康面にも影響を与え、さらには受診を抑制してしまう。こういった負のスパイラルが健康格差を生んでいるのかもしれない。
そういった健康格差が強まるなかで、私たちはどう生きていけばいいのだろうか。近藤氏は、以下のように語る。
「低所得者の人たちでも誰もが心理的不安を抱え、うつになるわけではありません。うつにならない人には同じストレッサーでも、それを悪いものととらえない傾向があります。所得が低かったとしても、社会参加して、人間関係を豊かにし、物事を明るくとらえることが重要です」
調べてみると実は根深い、健康と所得の関係。
老後も見据え、長い人生を健康に楽しく生きていくには、現役世代でいられる間に所得を上げるための努力を続けなければならないことが分かる。
そのためには、現状働いている会社で出世する。それが現実的でない場合、副業や投資など、本業以外の収入を得るための工夫をする必要がありそうだ。行動が早いに越したことはない。
また、自分の心理的な思考を前向きにして、悪いストレスを感じないようにし、社会とのつながりを豊かにする。それが健康格差に負けない生き方といえるだろう。
この大変参考になった記事は ↓より
http://www.rakumachi.jp/news/archives/96086/2
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