今年もやってきたpapachan家・男チームの夏山シーズン。
日本全国猛暑で喘いでいるが、爽やかな北アルプスで涼やかなひと時を過ごすのだ。
息子は、出発する30分前に四国旅行から帰宅して、わずか30分で山の準備を行い深夜2時に車に乗り込んだ。
登山口まで助手席で爆睡していたのは、言うまでもない。
今回は、爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳に登る。
扇沢橋の横にある駐車場には、5:30に到着した。
残り2台しか開いていなかった。
滑り込みセーフ!
着いたとたん雨が降り出した。
まったくついてないな。
6時半まで車中で待機したが、やむ気配がまったくない。
周囲の登山者もぼちぼち出発していったので、覚悟を決めた。
登山案内所にいた遭対協のお兄さんに登山届を提出する。
papachan「今日の天気は、一日こんな感じですかね?」
お兄さん「まあ、そうですね…(苦笑い)」
登るのやだなぁ、の図。
爽やかな夏はどこにいった?
柏原新道は、最初の登りがきついことは知っている。
そこを湿度100%の中、レインウエアを着たままで登ることを想像してほしい。
透湿素材の最高峰であるゴアテックスとはいえ、その効果はまったく感じられない。
不快指数は体感500%といったところだ。
標高を上げた時のことを考えると、なるべく体は濡らしたくないが、このまま汗で濡れても同じこと。
最初の休憩ポイントである八ツ見ベンチでレインパンツを脱いだ。
上だけは袖をまくりつつ我慢して着る。
ケルンに到着したときは、ちょっと熱中症気味だった気がする。
ゼリー飲料やアミノバイタル、そして塩タブレットで体力を持たせつつ我慢の時間が続く。
水平道に近づいてくると小雨になってきた。
同時に若干湿度が下がってきたように感じ、少し歩くのが楽になってきた。
先日、父の日にもらった赤いレインウエア。
息子に「どう?似合う?」と聞いてみると、「クリスマスカラーだね。サンタみたい。」だとさ。
確かにレインウエアの赤とザックの緑で、まんまクリスマスである。
苦しい時間を乗り越えて、ガスの中から種池山荘が現れた。
4時間もかかってしまった。
3年前は、3時間20分で登っていたことを考えると、今回はやっぱり調子が悪かった。
ガスは濃いものの、雨はやんでいたので、ランチタイム休憩をとった。
モンベルのリゾッタシリーズが早くできてよい。
息子はガーリック味、私はトマトクリーム。
私はあまり食欲がわかず、息子に半分あげてしまった。
時間的にはまだ余裕があったので、ここから先は意識してゆっくり歩くことにした。
真っ白な世界の中、唯一の励みは花々である。
種池山荘の近くはチングルマが群生していた。
しかし、それもすぐになくなり、ハイマツ帯の登りに差し掛かる。
晴れているとすごく展望のよい稜線なのだが、今日はただの苦行でしかない。
雨は小康状態だが、代わりに風が吹き始めた。
南峰はスルーして、中峰を目指す。
もうこのあたりはあまり記憶がないのだが、なんとかピークに登り切った。
12:40、爺ヶ岳中峰(2669m)登頂。
多くの登山者は、ここから引き返していく。
自分たちは冷池山荘に泊まるので、さらに先に進んだ。
冷池山荘までは300mほど標高を下げていく。
帰りの登り返しを思うと、ちょっと憂鬱になる。
冷乗越は爆風状態だった。
さらに標高を下げて最低鞍部から少し登り返すと冷池山荘に到着した。
爺ヶ岳から1時間ほどだったが、2時間にも3時間にも感じた。
外のベンチにへたり込んでしまった。
山荘の中に入ると、とてつもなく明るい声でスタッフさんが迎えてくれた。
1泊夕食付で13100円は、昨今の値上げ傾向から想定の範囲内だが、ここのスタッフのホスピタリティは過去最高と感じた。
とにかく明るい、とにかく丁寧。
館内の広さや清潔さ、wifi設備、スマホの無料充電、朝4時半から売店オープンなど、営業努力が凄い。
感染予防対策で、一人当たりのスペースは2畳以上あるのではないか。
しかも、不織布カーテンで仕切ることができるので、安心感がある。
夕食は17:00からなので、さっそく昼寝で体を休めた。
昼寝で体調も回復し、食欲が戻ってきた。
夕食は、ごはんもみそ汁もお代わりして、とても美味しくいただいた。
ここの白米は、炊き方が上手!
談話室のテレビでは、パリオリンピックの女子柔道の様子が流れていた。
阿部詩ちゃんを応援していたのだが、それを見ることなく部屋に戻った。
(彼女が初戦敗退したのは、翌日知ることとなった)
明日は、3時半起きで鹿島槍を目指す。
※後編へ続く
日本全国猛暑で喘いでいるが、爽やかな北アルプスで涼やかなひと時を過ごすのだ。
息子は、出発する30分前に四国旅行から帰宅して、わずか30分で山の準備を行い深夜2時に車に乗り込んだ。
登山口まで助手席で爆睡していたのは、言うまでもない。
今回は、爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳に登る。
扇沢橋の横にある駐車場には、5:30に到着した。
残り2台しか開いていなかった。
滑り込みセーフ!
着いたとたん雨が降り出した。
まったくついてないな。
6時半まで車中で待機したが、やむ気配がまったくない。
周囲の登山者もぼちぼち出発していったので、覚悟を決めた。
登山案内所にいた遭対協のお兄さんに登山届を提出する。
papachan「今日の天気は、一日こんな感じですかね?」
お兄さん「まあ、そうですね…(苦笑い)」
登るのやだなぁ、の図。
爽やかな夏はどこにいった?
柏原新道は、最初の登りがきついことは知っている。
そこを湿度100%の中、レインウエアを着たままで登ることを想像してほしい。
透湿素材の最高峰であるゴアテックスとはいえ、その効果はまったく感じられない。
不快指数は体感500%といったところだ。
標高を上げた時のことを考えると、なるべく体は濡らしたくないが、このまま汗で濡れても同じこと。
最初の休憩ポイントである八ツ見ベンチでレインパンツを脱いだ。
上だけは袖をまくりつつ我慢して着る。
ケルンに到着したときは、ちょっと熱中症気味だった気がする。
ゼリー飲料やアミノバイタル、そして塩タブレットで体力を持たせつつ我慢の時間が続く。
水平道に近づいてくると小雨になってきた。
同時に若干湿度が下がってきたように感じ、少し歩くのが楽になってきた。
先日、父の日にもらった赤いレインウエア。
息子に「どう?似合う?」と聞いてみると、「クリスマスカラーだね。サンタみたい。」だとさ。
確かにレインウエアの赤とザックの緑で、まんまクリスマスである。
苦しい時間を乗り越えて、ガスの中から種池山荘が現れた。
4時間もかかってしまった。
3年前は、3時間20分で登っていたことを考えると、今回はやっぱり調子が悪かった。
ガスは濃いものの、雨はやんでいたので、ランチタイム休憩をとった。
モンベルのリゾッタシリーズが早くできてよい。
息子はガーリック味、私はトマトクリーム。
私はあまり食欲がわかず、息子に半分あげてしまった。
時間的にはまだ余裕があったので、ここから先は意識してゆっくり歩くことにした。
真っ白な世界の中、唯一の励みは花々である。
種池山荘の近くはチングルマが群生していた。
しかし、それもすぐになくなり、ハイマツ帯の登りに差し掛かる。
晴れているとすごく展望のよい稜線なのだが、今日はただの苦行でしかない。
雨は小康状態だが、代わりに風が吹き始めた。
南峰はスルーして、中峰を目指す。
もうこのあたりはあまり記憶がないのだが、なんとかピークに登り切った。
12:40、爺ヶ岳中峰(2669m)登頂。
多くの登山者は、ここから引き返していく。
自分たちは冷池山荘に泊まるので、さらに先に進んだ。
冷池山荘までは300mほど標高を下げていく。
帰りの登り返しを思うと、ちょっと憂鬱になる。
冷乗越は爆風状態だった。
さらに標高を下げて最低鞍部から少し登り返すと冷池山荘に到着した。
爺ヶ岳から1時間ほどだったが、2時間にも3時間にも感じた。
外のベンチにへたり込んでしまった。
山荘の中に入ると、とてつもなく明るい声でスタッフさんが迎えてくれた。
1泊夕食付で13100円は、昨今の値上げ傾向から想定の範囲内だが、ここのスタッフのホスピタリティは過去最高と感じた。
とにかく明るい、とにかく丁寧。
館内の広さや清潔さ、wifi設備、スマホの無料充電、朝4時半から売店オープンなど、営業努力が凄い。
感染予防対策で、一人当たりのスペースは2畳以上あるのではないか。
しかも、不織布カーテンで仕切ることができるので、安心感がある。
夕食は17:00からなので、さっそく昼寝で体を休めた。
昼寝で体調も回復し、食欲が戻ってきた。
夕食は、ごはんもみそ汁もお代わりして、とても美味しくいただいた。
ここの白米は、炊き方が上手!
談話室のテレビでは、パリオリンピックの女子柔道の様子が流れていた。
阿部詩ちゃんを応援していたのだが、それを見ることなく部屋に戻った。
(彼女が初戦敗退したのは、翌日知ることとなった)
明日は、3時半起きで鹿島槍を目指す。
※後編へ続く
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