師匠と一番弟子と二番弟子

山ばっかりやっていた私をトラウトフィッシングの世界に引き戻したのは魚信さんであり、その意味では釣りの師匠である。
その師匠も最近は仕事が忙しすぎて、１年以上渓流に入っていないとか。
ならば一番弟子（？）の私が、ホストとなってデカイのを釣っていただこうではないか。せっかくだから、うちの小屋にも泊まってもらって。
もちろん二番弟子のマサハルくんも馳せ参じた。



入渓５分で魚信さんのウェーディングシューズのソールが剥がれ落ちるというアクシデントがあったものの、スニーカーに履き替えて釣り続行。
スニーカーでも全く問題無いところが、魚信さんのたくましさである。（笑）



沢は減水気味でベストコンディションではなかったが、３人ともポツポツと美しいイワナを釣り、楽しい時間を過ごした。





魚信さんは値千金の尺イワナを釣り上げ、弟子たちに貫禄の違いを見せつけた。




雲行きが怪しくなってきたので、午後は早々に切り上げ小屋へ向かう。
案の定、雷と豪雨に見舞われ、運転するのが怖いくらい。納竿の判断は適切であった。
小屋に荷物を置いてから、釣具屋さんへ魚信さんのウェーディングシューズを買いに出かけた。

ついでにロッドやミノーを物色中。
師匠、テンリュウのロッド、いかがっすか？　調子いいですぜ。



魚信さんがうちの小屋に泊まるのは２０１０年のゴールデンウィーク以来だ。
あれから８年も経ったのか。
月日の流れはなんと速いことか。光陰矢のごとしとは、よく言ったものだ。

夜は、焼肉＆焼きそばで反省会。
男３人集まれば、やっぱり肉でしょう。


アルコールも程よく効いて、気もちよく眠りについた。



翌日は別の沢に繰り出す。
先行者でもあったのかと思わせるほど反応がシブかったが、それでもみんなイワナの姿を拝むことができた。
最後にマサハルくんの釣ったイワナが、これぞ源流イワナって感じの黒い魚体でかっこよかったなぁ。



帰りの高速渋滞も気になるし、適当な時間で釣りを切り上げ、昼食に草笛の蕎麦を食してから帰京の途についた。



そうそう、魚信さんとマサハルくんから誕生日プレゼントをいただいてしまった。
こりゃかたじけない。

偏光グラスは魚信さんから。シェラカップはマサハルくんから。
もう誕生日が嬉しい年頃はとうの昔に過ぎ去ってしまい、今では一つ歳をとるとそれだけ体力の衰えをひしひしと感じ切なくなるのであるが、こうやって祝ってくれる仲間がいることは、何にも替え難く本当にありがたいことである。


魚信さん、マサハルくん、また行きましょう。
次回は、すき焼きで乾杯かな？