夏草を踏んで

つかの間の休みを利用して上小へ。
もちろん家族サービスも兼ねてであるが、朝方だけ時間をもらって釣りに行く。

以前からお会いしたかったLandlockerさんと待ち合わせ、私がまだ足を踏み入れていない川を案内していただいた。


前回の反省を踏まえて、みなさんご推奨のダブルクロス0.6号を巻いてきた。
これでトラブル回避なるか！？

朝一で入った沢はとても渓相がよく、いかにも魚が出てきそうな感じだったのだが、反応が極端に悪い。
Landlockerさんが言うには、集中豪雨で砂が堆積してしまい、また減水傾向も手伝って川の状況はすこぶるよくないとのこと。


沢はあきらめ、里川に移動する。


夏草を踏み、葦をかきわけ入渓する。
すでに日も高くどっぷり汗をかいてしまうが、清流の流れを受けながらの清々しい夏の釣りだ。



反応が乏しい中、Landlockerさんが綺麗な岩魚を釣った。
オレンジの斑点がとても美しかったが、残念、私の写真のウデが悪すぎる…。
せっかくの貴重な一尾なのに、シャッターチャンスを完全に誤っている。反省。


それにしても反応が渋い。
ここぞというポイントでも魚が出てきてくれない。
おまけに、今日もライントラブルに泣かされる。
やっぱりＰＥとの相性がよくないのだろうか。

ぐちゃぐちゃになったラインを結び直していると、「まぁ、釣りってそんなもんですわ…。」とLandlockerさん。
やさしいなぁ。



予定していた時間も迫ってきて、いよいよボウズを覚悟し始めた頃、瀬の対岸から着水と同時にバイト！


ちっこいけど値千金の夏ヤマメ。
あ～、よかったぁ。


これでほどよく力が抜けたのか、すぐに２尾目。

瀬の中心でカツーンとひったくるようなバイトとサイズからは想像できないくらい力強いファイトでドラグを鳴らしまくった元気印。
これで気持がスッキリした。



「夏ヤマメは一里一尾」
誰が言ったか記憶が定かでないが、そんな言葉を思い出した釣りだった。



Landlockerさん、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
釣り以外の話もいろいろできて楽しかったです。
また、上小に行くときは連絡しますね～。