
今年の暖冬は、ちょっと常軌を逸している。
山の降雪も少ないし、降っても溶けてしまっているようだ。
今年の初登山は、南八ツにしようと山小屋の予約をしていたが、キャンセルした。
あまりに雪が少ないからだ。
少しでも雪の多そうなところをねらって、マンネリだが谷川岳を初登山に決めた。
お手軽に天神平からのピストンだ。

ロープウェイを降りたら、気温2℃。なんじゃそりゃ!?
周りの登山者は一斉にハードシェルを脱ぎだした。
私もそうした。
この時期のルートは、スキー場の脇を通って一気に稜線に登るのが定番だが、トレースは夏道に向かっていた。
そんなに雪が少ないのか?

トレースは、ほぼ夏道通りについていた。
灌木が雪に埋まっていないため、くぐろうとするといちいち背中のピッケルが枝にひっかかってイライラする。
ああ、もう!

樹林の隙間から山頂を仰ぐ。
厳冬期とは思えない群青の空に輝く銀嶺。
山肌が見えている部分もあり、やっぱり雪が少ないようだ。

熊穴沢避難小屋は、丸見え状態だった。
積雪の深さは、場所にもよるだろうが、例年の五分の一から十分の一程度。
来夏の水不足を心配してしまう。

避難小屋から先の急登をしのぐと、一気に視界が広がる。
風が無くて、まったくクールダウンできない。
頭のてっぺんから噴水のように肉汁が噴き出す。

左手に見えるオジカ沢の頭から万太郎山方面へ続く主脈、そしてマナイタグラも雪が少ない。
ヒマラヤ襞が見られるようになるには、もっと雪が降らないとだめだ。

天神尾根には、ルート表示の赤旗が一定間隔で差し込まれていた。
悪天時に、これがどれほどありがたいか。
沼田山岳会のみなさんに感謝!
ルート整備、お疲れ様です。

天狗の溜まり場を過ぎると少し風が出てきた。
涼しくてけっこう。
もっと風がほしい。

天神ザンゲ岩で休憩。
菓子パンをむしゃむしゃ食べる。
テルモスに入れてきたお湯は、とてもじゃないが飲む気にならない。
カップに雪を詰め込んで、そこにお湯を注いで飲んだ。
あー、暑い!

天神ザンゲ岩から最後の急登をしのぐと、谷川岳のアイコンである大ケルンが見えた。
これもまったく埋まっておらず、エビの尻尾もついていない。

最後の緩やかな登りを踏みしめるように歩く。
さっきまであんなに晴れていたのに、あっという間に雲が出てきた。

スタートから2時間40分で谷川岳(1963m)山頂に到着。
まずまずのペースかな。

山頂からのこの景色はやっぱり素晴らしい。
わたしのチンケな写真より、実際の方が何百倍も美しい。

頂上小屋で少しだけ休憩してから、とっとと下山する。
今日は夜に予定があるから、あまりのんびりもしていられないのだ。

下山途中に面白いものを発見した。
小さな雪だるまが、まるで村はずれの六地蔵のように並んでいる。
ちょこんと帽子をかぶっていて愛らしい。
どうやって作ったのか、うまくできていて感心してしまった。

ロープウェイ駅に戻ってきてログを確認すると、休憩含めてトータル4時間33分かかっていた。
前回、2021年に登ったときのログを見てみたら、全く同じタイムであった。
うーむ、成長していないとみるべきか、3年歳をとっているので健闘しているとみるべきか。
日に焼けて赤くなった顔をヒリヒリさせつつ、温泉にも入らず車を飛ばして帰宅した。
夜にアングラーズ新年会があるからだ。
幸い、高速道路が空いていて助かった。
ということで、いつものここに集合。

我らがホーム、山吉疑似餌店。
店のご主人つむさんに新年の挨拶をして、イワナとヤマメの写真を御年始代わりにお渡しした。
店内の写真をリニューアルするのに使ってもらうのだ。
かんぱーい!
今年もよろしくお願いします。

美味しい料理と怪しげな話題で盛り上がる。
数名が体調不良で不参加になってしまったが、中年パワーあふれる新年会になった。


今年も、どうぞご安全に、山に川に繰り出しましょう!!
山の降雪も少ないし、降っても溶けてしまっているようだ。
今年の初登山は、南八ツにしようと山小屋の予約をしていたが、キャンセルした。
あまりに雪が少ないからだ。
少しでも雪の多そうなところをねらって、マンネリだが谷川岳を初登山に決めた。
お手軽に天神平からのピストンだ。

ロープウェイを降りたら、気温2℃。なんじゃそりゃ!?
周りの登山者は一斉にハードシェルを脱ぎだした。
私もそうした。
この時期のルートは、スキー場の脇を通って一気に稜線に登るのが定番だが、トレースは夏道に向かっていた。
そんなに雪が少ないのか?

トレースは、ほぼ夏道通りについていた。
灌木が雪に埋まっていないため、くぐろうとするといちいち背中のピッケルが枝にひっかかってイライラする。
ああ、もう!

樹林の隙間から山頂を仰ぐ。
厳冬期とは思えない群青の空に輝く銀嶺。
山肌が見えている部分もあり、やっぱり雪が少ないようだ。

熊穴沢避難小屋は、丸見え状態だった。
積雪の深さは、場所にもよるだろうが、例年の五分の一から十分の一程度。
来夏の水不足を心配してしまう。

避難小屋から先の急登をしのぐと、一気に視界が広がる。
風が無くて、まったくクールダウンできない。
頭のてっぺんから噴水のように肉汁が噴き出す。

左手に見えるオジカ沢の頭から万太郎山方面へ続く主脈、そしてマナイタグラも雪が少ない。
ヒマラヤ襞が見られるようになるには、もっと雪が降らないとだめだ。

天神尾根には、ルート表示の赤旗が一定間隔で差し込まれていた。
悪天時に、これがどれほどありがたいか。
沼田山岳会のみなさんに感謝!
ルート整備、お疲れ様です。

天狗の溜まり場を過ぎると少し風が出てきた。
涼しくてけっこう。
もっと風がほしい。

天神ザンゲ岩で休憩。
菓子パンをむしゃむしゃ食べる。
テルモスに入れてきたお湯は、とてもじゃないが飲む気にならない。
カップに雪を詰め込んで、そこにお湯を注いで飲んだ。
あー、暑い!

天神ザンゲ岩から最後の急登をしのぐと、谷川岳のアイコンである大ケルンが見えた。
これもまったく埋まっておらず、エビの尻尾もついていない。

最後の緩やかな登りを踏みしめるように歩く。
さっきまであんなに晴れていたのに、あっという間に雲が出てきた。

スタートから2時間40分で谷川岳(1963m)山頂に到着。
まずまずのペースかな。

山頂からのこの景色はやっぱり素晴らしい。
わたしのチンケな写真より、実際の方が何百倍も美しい。

頂上小屋で少しだけ休憩してから、とっとと下山する。
今日は夜に予定があるから、あまりのんびりもしていられないのだ。

下山途中に面白いものを発見した。
小さな雪だるまが、まるで村はずれの六地蔵のように並んでいる。
ちょこんと帽子をかぶっていて愛らしい。
どうやって作ったのか、うまくできていて感心してしまった。

ロープウェイ駅に戻ってきてログを確認すると、休憩含めてトータル4時間33分かかっていた。
前回、2021年に登ったときのログを見てみたら、全く同じタイムであった。
うーむ、成長していないとみるべきか、3年歳をとっているので健闘しているとみるべきか。
日に焼けて赤くなった顔をヒリヒリさせつつ、温泉にも入らず車を飛ばして帰宅した。
夜にアングラーズ新年会があるからだ。
幸い、高速道路が空いていて助かった。
ということで、いつものここに集合。

我らがホーム、山吉疑似餌店。
店のご主人つむさんに新年の挨拶をして、イワナとヤマメの写真を御年始代わりにお渡しした。
店内の写真をリニューアルするのに使ってもらうのだ。
かんぱーい!
今年もよろしくお願いします。

美味しい料理と怪しげな話題で盛り上がる。
数名が体調不良で不参加になってしまったが、中年パワーあふれる新年会になった。


今年も、どうぞご安全に、山に川に繰り出しましょう!!
こちらは毎日夜になると体調が悪化して山への気力も湧きまへん。
papachanのレポで楽しませて頂きます。
こんにちは!
厳冬期の山を堪能したかったのですが、少々物足りなかったです。(笑)
これだったら、西黒尾根を登ればよかったと思いました。
でも、私の体力だと、物足りないくらいがいいのかもしれませんね。
早く春になって、高崎さんのエンジンがかかりますように!