
3月はいい具合の雨が好釣をもたらしてくれたので、週末の天気予報が雨だとわくわくが止まらない。
金曜の夜から土曜にかけて全国的な雨予報だったので、大いに期待してしまった。
そういうときに限って、願いは届かない。
霧に煙る夜明け間近の街道を走っていても、雨はそれほどでなかったことがわかった。

期待外れの水量と赤苔ぬるぬる&青苔とろとろの状況は全く改善されていなかった。
ただ、この1週間で山は驚くほどのスピードで新緑が進んだ。
おまけに山吹の花まで咲いている。
4月上旬だというのに、もう山笑う季節に突入してしまった。

本日の先行者は、イノシシ君らしい。
お手柔らかに願います。

ファーストフィッシュは、ルアーより小さい稚魚ヤマメ。オーマイガー。
こんなのを#8でフックに掛けるのは、己の釣技が神がかってきた証拠か。(笑)

深瀬や淵は、いつもどおり沈黙を守っている。
魚が着いているのは、流れが緩やかな瀬だ。
それでも掛かるのは、小学生クラス。

イワナもそこそこ出てくるが、だいたいは小さな落ち込み下の石に隠れていて、その行動範囲は極めて狭い。
ルアーに興味を示すものの、フッキングまでもっていくことができない。
そのうち、イワナはすべてを悟り、うんすん状態になってしまう。
あるポイントで、そこそこやる気のあるイワナを見つけた。
隠れていた落ち込みはとても小さかったが、中央に大きな岩が沈んでおり、その左右にルアーを流すとピュッと出てくる。
動く範囲は、たたみ一畳分もないくらいだ。
イワナが飽きないように、ルアーをとっかえひっかえチェンジして粘ると、ようやく口を使ってくれた。
まあまあサイズのイワナで満足である。
今日は私の勝ちだ。

最後におちびのヤマメを釣って終了。
先行者の餌師に追い付いてしまったから。
先行者はイノシシ君だけだと思っていたので、びっくりした。
渓に溶け込むようなストーキング技術の持ち主なのだろう。
後追いながら、いくつか釣らせてもらったことに感謝する。

さて、ここからは竿をたたんで、山菜採りに気持ちをスイッチさせる。
先週は、全く顔を出していなかったコゴミだったが、1週間でかなり伸び始めていた。
毎日のように夏日だなんだとテレビで言っているような状況だったので、コゴミもそれにつられて出てきたらしい。

釣りと同様、山菜採りも先行者はつきもので、伸びているコゴミの根元を見ると、すでに摘まれた形跡がある。
一株すべてを摘まないで、間引きするように採っている。
これは熟達者のやり方だ。
一株を根こそぎ摘んでしまうと、翌年は小さな芽しか出さなくなるからだ。
毎年コゴミを味わえるようにと、私も間引き摘みでいく。
コゴミは群生するので、そのやりかたでも十分な量を収穫できる。

夕飯は、コゴミのスパゲティと天ぷらという異色の取り合わせ。
写真を撮る間もなく、家族が一瞬で平らげてしまった。
息子は、フキノトウやタラノメよりも、コゴミの方が好きらしい。
また、見つけたら摘んでこよう。
山女魚、岩魚、山菜と快調に成果を上げているpapachanが羨ましい!
僕も腑抜け状態を抜け出して覚醒しなければ、、、、
こんにちは!
昨年の不調から一転して、今シーズンは(自分的に)好釣です。
高崎さんも、GWあたりにはエンジンがかかるのでは?
きっとイワナも山菜も高崎さんのことを待っていますよ!