パラダイスを夢見て源流釣行

禁漁まで指折り数える９月になって２回目の週末。
都心近郊の渓は、どこもかしこもプレッシャーだらけである。
多少苦労してもよいから、より綺麗な魚に、そして願わくばたくさん釣りたい。

「それなら、あそこがいいですよ」

夢見がちな中年３人が深夜に集合し、ヘッドランプをたよりに獣かお化けでも出そうな山道をひたすら登っていく。
東の空がうっすら明るくなったころ、ようやく入渓点にたどり着いた。

パラダイスを夢見て源流につっこんだのは、shinichiさん、ＤＯＬさん、そして私papachan。


眠い目をこすって、大汗かいて、ようやく勝ち得た源流本日一番乗り。
これで釣れなきゃウソである。



（※画像提供　shinichiさん）


でも、世の中そんなに甘くないんだな。

（※画像提供　ＤＯＬさん）





釣れるイワナはどれも真っ黒で凄味を持っているのだが、いかんせん釣れるペースが悪すぎる。
３人がかりで時速１匹は、正直ツライ。


shinichiさんは、釣れなさすぎてとうとう鶴の舞を舞い始めた。

それともフラミンゴ？



釣れないこともそうだが、その他のことで今日のpapachanはとてもツイてない。

①遡行中に、浮き石を踏んでズッコケてしまい、右の手のひらを切ってしまった。イテテ…
②退渓の際、リールのハンドルをどこかに落としてきてしまった。イテテ…
③帰りに寄ったつけ麺屋さんでお目当てのメニューが品切れだった。アチャー…


でも、モノは考え様である。
気の合う楽しい仲間と釣りに行けたんだから、それだけでもシアワセと思わなければ！
綺麗なイワナも２匹釣れたし、ひょっとしたらネイティブかもしれないし。
それに１５ｋｍも歩いて、５００ｍも高度を稼いだ。おかげでちょっと痩せたかもしれないし。

そうだ、そうだ、今日は素晴らしい一日だったのだ。
これでいいのだ！