赤岳(2899m)は、八ヶ岳の主峰。
今回息子に課したテーマは、二つある。
一つは、荷物はデポせず、全て自分で持って登る。
もう一つは、自分で登山ルートを選択する。
もちろん、こんなことを登る前から宣言してしまうと息子にプレッシャーを与えてしまうので、それとなくその方向にもっていくのが父親の作戦である。
三連休の初日ということもあり、ある程度の混雑は予想していたが、あてにしていた駐車場が満車とは思わなかった。(ゲートがあって満車の文字…)
仕方なく、美濃戸口に車を置いてから歩き始めることにする。
今日は、行者小屋までだからまぁいいか。
行程としては、1時間プラスすることになった。精神的ダメージがでかい。
登山計画書を書いてからスタート。
ポストの中は、すでに満杯状態。
むりやり押し込む。
本来なら車で行く部分をてくてく歩く。
息子はどうも調子が上がらず、でれでれ歩く。
ぴったり1時間で美濃戸に到着。
う~、なんだかとても疲れた。
美濃戸山荘で休憩。
無料のお茶を飲みながら地図を広げて作戦会議。
息子にルートを決めさせる。
papa:「北沢と南沢のどっちにする?」
息子:「どっちの方がいいの?」
papa:「北沢は赤岳鉱泉を通ってから行者小屋。南沢は、まっすぐ行者小屋につくよ。」
息子:「どっちが長いの?」
papa:「距離は、北沢の方がちょっと長いけど歩きやすい。南沢は、距離は短いけど急な登りがあるよ。」
息子:「………、じゃあ南沢で行く。」
南沢のスタートは、北八ツのような苔むした森を登っていく。
このあたりは、とても気分がいいのだが…
沢を何回か横切り、高度を稼いでいく。
水音が聞こえなくなったあたりから急登とだらだら登りが繰り返し延々と続くのだ。
地図上でみると、行者小屋へ行くには南沢の方が楽そうに見えるが、実は結構キツイ。
大汗をかきながら、じっくり登っていく。
何回か休憩を入れ、ようやく白河原まできた。
ここまでくれば、行者小屋までは30分弱である。
とりあえず、へばり気味の息子にはあと15分くらいだよとサバを読んで言っておく(笑)
あと5分、あと5分と言いながら、ようやく行者小屋に着いた。
いや~、長かった。
美濃戸口から800m以上の標高を稼いできた。
息子の調子が上がらなかったことも影響してか、休憩時間も含めて約5時間もかかってしまった。
冷たい風で体をクールダウンさせてから、受付へ。
運よく個室の予約が取れていたので、部屋に案内してもらう。
部屋にはコタツがあり、下界のうだるような暑さとは無縁の世界であることを実感する。
息子はあっという間に昼寝体制に入り、そのまま3時間zzz…。よっぽど疲れたようだ。
外は午後からずっとガスっていて、ときおり姿をのぞかせる稜線にカメラを向ける。
夕方になり、西日が唐松林を照らす頃には上着がないと外に居られないほど気温が下がってきた。
夕食は、5時から。
小屋番の話では、ここ10年間で今日が一番混んでいるとのこと。
宿泊者は、おそらくキャパシティ上限の250人以上いるのではないか。それを4人のスタッフで切り盛りしている。大したモンだ。
夕食も交代制で3回戦くらいやっていた。
メニューは、カレーライス(食べ放題)と美味しいソーセージやサラダ類。
昼寝でパワーが復活した息子もモリモリ食べた。
夕食後は部屋にもどって、デザートのアイス。
コタツに入って冷たいアイスを食べる幸せ。
濃厚で美味い。
山小屋の夜は早い。
8時30分には消灯である。
強制的に電気が落とされ、部屋の明かりもコタツも終了。
たっぷり眠って、明日に備えよう。おやすみ~。
※後編に続く
今回息子に課したテーマは、二つある。
一つは、荷物はデポせず、全て自分で持って登る。
もう一つは、自分で登山ルートを選択する。
もちろん、こんなことを登る前から宣言してしまうと息子にプレッシャーを与えてしまうので、それとなくその方向にもっていくのが父親の作戦である。
三連休の初日ということもあり、ある程度の混雑は予想していたが、あてにしていた駐車場が満車とは思わなかった。(ゲートがあって満車の文字…)
仕方なく、美濃戸口に車を置いてから歩き始めることにする。
今日は、行者小屋までだからまぁいいか。
行程としては、1時間プラスすることになった。精神的ダメージがでかい。
登山計画書を書いてからスタート。
ポストの中は、すでに満杯状態。
むりやり押し込む。
本来なら車で行く部分をてくてく歩く。
息子はどうも調子が上がらず、でれでれ歩く。
ぴったり1時間で美濃戸に到着。
う~、なんだかとても疲れた。
美濃戸山荘で休憩。
無料のお茶を飲みながら地図を広げて作戦会議。
息子にルートを決めさせる。
papa:「北沢と南沢のどっちにする?」
息子:「どっちの方がいいの?」
papa:「北沢は赤岳鉱泉を通ってから行者小屋。南沢は、まっすぐ行者小屋につくよ。」
息子:「どっちが長いの?」
papa:「距離は、北沢の方がちょっと長いけど歩きやすい。南沢は、距離は短いけど急な登りがあるよ。」
息子:「………、じゃあ南沢で行く。」
南沢のスタートは、北八ツのような苔むした森を登っていく。
このあたりは、とても気分がいいのだが…
沢を何回か横切り、高度を稼いでいく。
水音が聞こえなくなったあたりから急登とだらだら登りが繰り返し延々と続くのだ。
地図上でみると、行者小屋へ行くには南沢の方が楽そうに見えるが、実は結構キツイ。
大汗をかきながら、じっくり登っていく。
何回か休憩を入れ、ようやく白河原まできた。
ここまでくれば、行者小屋までは30分弱である。
とりあえず、へばり気味の息子にはあと15分くらいだよとサバを読んで言っておく(笑)
あと5分、あと5分と言いながら、ようやく行者小屋に着いた。
いや~、長かった。
美濃戸口から800m以上の標高を稼いできた。
息子の調子が上がらなかったことも影響してか、休憩時間も含めて約5時間もかかってしまった。
冷たい風で体をクールダウンさせてから、受付へ。
運よく個室の予約が取れていたので、部屋に案内してもらう。
部屋にはコタツがあり、下界のうだるような暑さとは無縁の世界であることを実感する。
息子はあっという間に昼寝体制に入り、そのまま3時間zzz…。よっぽど疲れたようだ。
外は午後からずっとガスっていて、ときおり姿をのぞかせる稜線にカメラを向ける。
夕方になり、西日が唐松林を照らす頃には上着がないと外に居られないほど気温が下がってきた。
夕食は、5時から。
小屋番の話では、ここ10年間で今日が一番混んでいるとのこと。
宿泊者は、おそらくキャパシティ上限の250人以上いるのではないか。それを4人のスタッフで切り盛りしている。大したモンだ。
夕食も交代制で3回戦くらいやっていた。
メニューは、カレーライス(食べ放題)と美味しいソーセージやサラダ類。
昼寝でパワーが復活した息子もモリモリ食べた。
夕食後は部屋にもどって、デザートのアイス。
コタツに入って冷たいアイスを食べる幸せ。
濃厚で美味い。
山小屋の夜は早い。
8時30分には消灯である。
強制的に電気が落とされ、部屋の明かりもコタツも終了。
たっぷり眠って、明日に備えよう。おやすみ~。
※後編に続く
息子さんの自主性を尊重しながら、その決断の責任も
取らせているのですね。(さすが、papachanさん!)
こころなしか、息子さんの背中もたくましくなった様に
見えるのは、気のせいじゃないですよね?
いつも山記事にまでコメントくださり感謝です。
今回のコースは概ね安全で、しかも複数のルートがあるので、やってみました。
いつも父親が決めたルートだけ歩くのもつまらないですからね。
自分で決めた方が冒険心をそそられますしね。
息子は小柄な方ですが、今年になってそれなりに身長も伸びてきました。
早く父親の荷物を持ってほしいです(笑)