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わずか15分だったが、今年の「初フライト」ができた。
それは、自宅から最寄りの海岸の、福田漁港の東側のサーフィン会場で、
到着した時は海一面に見えていた白波が、少なくなったわずかな時間に、
タイミングよく、空に舞い上がり、今年の「初フライト」ができた。
この日の午前中は曇っていたが、昼から晴れ渡った。
この季節では珍しく、自宅周辺では強い北風は吹いておらず、
舞阪の風の実測データ(風向きと風速)を調べ、福田漁港の風の予報を確認したところ、
“飛べる”と判断して海岸に向かった。
しかし、サーフィン会場に到着した時は、ほぼ一面、白波が立っており、
体感だが、風速は6m/sほどで、加えて時折、強い風が吹くような、
ひとりで飛ぶフライトには適さない状況だった。
予報並みの風速になるのを待ったが、一向に下がらない。
せっかくなので、エンジンの調子をみることにした。
実は、11月中旬から約50日もエンジンを掛けていなかったためだ。
燃料を入れて、安全点検を済ませ、セルボタンを押すと、1発でエンジンが掛かった。
それは、気温が多少なりとも高めだったためだろう。
アクセルを握ると、高回転までスムースに吹き上がった。良い調子だ。
その時点で白波は、先ほどより少なくなっていたので、
風の強さを体感で確認しようと、キャノピーを挙げてみたところ、
確かに強かったのだが、飛べない風ではなかったので、TOすることに決めた。
50日振りのフライトではあったが、緊張感は少なく、強めの東南東の風に向かってTO。
少し揺れるコンディションではあったが、100mの上空からは、遠州灘を一望でき、
富士山は4合目まで雪化粧、南アルプスの南端の山も雪に覆われていた。
リスクを考えて遠くには飛ばず、サーフィン会場の上空を東西に飛ぶこと数回、
白波が多くなってきたので、直ぐにLD。撤収中、風速は更に上がった。
飛べるコンディションは多分、わずか30分程度だったと思うが、
そのタイミングで運よく、今年の「初フライト」を行うことが出来た。
今度は、PMEサークルとしての「初フライト」だが、強い風が吹き続いているため、
いつになるのやら・・・。
■写真の説明
サーフィン会場から東側の、弁財天川河口以東に立ち並ぶ風力発電群