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さっと行って、さっと飛んで、さっと帰る予定で自宅を出発。今日もソロフライトだ。
福田漁港の東側のサーフィン会場には、かなり多くの車が停まっていて、多くのサーファーが波間に浮かんでいた。
ちょっと強い風が吹いていたが、白波は数えるほど。そこで砂浜まで出て、両手を広げて、体感で風速は約4m/s。予報では2時間後に5m/sのため、フライト中は強くなっても「Max5m/s強」と判断し準備を進めた。キャノピーを広げると“重たい風”だと分かった。
隣に停まったクルマの男女が見ている中、素早くキャノピーをライズアップすると、強い風で3mほど持っていかれたが、頭上でキャノピーを安定させ、振り返りながら、吹き飛ばされないようにペラの回転を上げて、再度、頭上のキャノピーの位置を確認してアクセルを吹かすと、2歩で浮き上がった。
揺さぶられる不安定な中で上昇しながら、キャノピーのラインが絡んでいないか等の再点検をしながら、150mまで上昇すると風が安定した。
当初、東側の弁財天川の河口までの往復フライトを予定していたが、強く重たい風の中で、風下に向かって飛んだあとの帰路に苦労しそうなため、風上側の西へ飛ぶ事にした。
このような状況下での長距離フライトはリスクがあるので、このあたりを飛ぶ事にきめた。
トリムを上げても対地速度は遅く、ゆっくりと飛びながら、漁から帰って来た幾つかの漁船を見下ろしながら福田漁港の上空を飛び、太田川を渡った少し先まで飛んでUターン。
対地速度が上がり、風下の東側にビューンと飛ぶ。北方面には積乱雲、東には富士山が綺麗に見えた。
再びUターンして、アクセルを緩めて下降し、砂浜を旋回した後にLD態勢に入り、地上1m位で慎重にローパス、着地してから直ぐに振り返り、EGカット。キャノピーも安全に下して終了。
フライトの前に、隣に停まったクルマのカップルの男から「上空は気持ちが良いでしょうね」と声を掛けられ、「今日の風は強くて重たいのでリスクがあるので、わずか15分のフライトだったがこれで終了。上空は最高でしたよ。そうそう、富士山も見えたよ」と応えた。その後、彼はボードを抱えて海に入って行った。
撤収中、カップルの女と会話になった。湘南から来たとのことで、パラモーターを見たのは初めてだと言う。なので、湘南の砂浜ではパラモーターは飛んでいないのだろう。
わずか15分のフライトだったが、夏の盛りが終わったような雰囲気を少し味わった時間だった。
■写真の説明(以前撮った写真ですが)
福田漁港上空に向かうフライト中の古山さんを撮ったものですが、今日の私も、こんな感じで飛んでいたものと思います。
以上です。