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50年近くこの地に住んで初めて見る光景。
隣の畑である。
何故?
農地を除染をすると決まったからだ。
震災から5年も過ぎている。
夫に聞くと休耕地の除染は最近になって行われるようになったとのこと。
使っていない農地だったからだ。
Mちゃんとの雪遊びも散歩でも平気で横切っていた空き地である。
反省するも遅すぎた。
無知で未熟者がこんなところにも…。
休耕地でも年に数回は持ち主が草刈りをしてくれていた。
元は桑畑であったがあまり記憶には残っていない。
いや、記憶を研ぎ澄ませてみると桑の実を失敬してジャムを作ったことがある。
マルベリージャム、美味しくはなかった。
養蚕も衰え、桑畑はただの腐った根っこの残る、持ち主からすれば面倒な農地ということになる。
除染と聞いた頃から草刈りはピタリと中止。
除染業者頼りということなのだろう。
そんな訳で隣の休耕地のススキの原は今年初めてなのである。
見えない所でこんなにススキが増えていたことになる。
早く除染にならないかなあ〜と願う私である。