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a green hand

これでいいのかね、母というもの

日々深刻化する子どもへの放射線被曝に対する懸念。
私も、姪の住む福島市を考えたとき、妊婦であり、3歳の子を持つ家族は
脱出する方がいいと話した。

しかし、答えはNOである。
お金の問題でもなく、知識がないのでもなく、避難する所が無いのでもなく
福島市で過ごすことを決心したという。
数人のママさん、仲間で話しあってそう決めたというのだ。

それってなんだろうと思う。
妹が生きていたら、危険と知りながら、福島市に住むことを勧めただろうか。

この我儘とも取れる親の判断に失望した。
晩発性の放射能被害が免れないこの街のどこにそれほどの魅力があるのだろうと。

裏にあるのは、わが子も守れないバカな夫たちのしわざだなと勘ぐってみた。
それとも、自信のない魅力のない妻たちか。

郡山市にある某会社では子どものいる社員の家族は避難するようにとの命令が
出たという。
なんと、子どもを大事な国の子どもと考えた社長さんだろうと感動した。
別居生活である。

大事なことが分かっていない。
自分の子どもは自分の子どもであっても自分のものではない
ということ。
それが分かっていない。
そんなつまらない親が世の中に多くなってしまった。

だから子どもを守ろうとしない。
コネコネと理屈をつけて結局は自分のことで精一杯なのだ。


                   

お金でも知識が無いのでもないというその子どもへの傲慢さに腹が立ってきた。
いっそ、お金がない、避難するところもない、わからなかったという方が
いくらか救われるように思えるのだ。

しかし、そんなことを言っている私の孫も、他の地区より線量が少ないというだけで
決して安心出来ることではない。

計算すると、年間4ミリシーベルトの外部被ばくを受けることになる。
これからの福島での内部被曝は多くなると思う。
給食、野菜、水、外での遊びと、どれをとっても安心なことはないのだから。

親の判断に委ねるしか無いが、息子には子どもを守ってほしい。
バカな親同士になってほしくないという気持ちが大きい。
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