若年性アルツハイマーという病気にかかった女性と家族の物語である。
治療法がないというのも悲痛であり、50年生きて、懸命に生きて得たものを短期間の中で失って行くというのは恐ろしいことである。
「癌の方が良かった」とつい口に出してしまった、アリス。
監督リチャード・グラッツァーは、筋萎縮側索硬化症〈ALS〉闘病中とある。
が、この病気も治療法がなく次第に筋肉を失っていき遂には死に至る難病である。
自分に置き換えてみると、アルツハイマーだけにはなれないと思う。
アリスの夫は素晴しい人格者で、アリスや家族をを心から愛していた。
愛される資格もあるのだろうが、私には夫に対してそういう自信はない。
最愛の母を亡くした数年前の夫の姿を見ているが、看病は出来ない人だと思った。
私だけではなく、妻を看病できる夫は希かもしれない。
これだけはその状況になってみないことにはわからないが、まず無理だろうと。
逆ならおおよそ問題なしと私には自信あり・・。
フィクションだからだが、失って最後に残るものがLOVEという言葉なのは本当に素晴しい。
ありえないことである。
が、生きている間にたくさんの愛を身につけて置いたなら、かけらほどの愛は残って欲しいと願うのは自然かもしれない。
ほほえみ一つにも愛は表現できるのだから・・。
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