心情的な時間で話されることが多い。
春はきてるのに、そんな気がしない。
暖かいのに、その暖かさが感じられない。
そのギャップは大方今回の大災害のせいだ。
ひとつきは本当に過ぎたのだろうか。
時間が止まるという感覚を味わったことのない私だが
今回はひしとその感覚を味わっている。
昨日市内に出かけてみて驚いた。
桜が咲いていたからだ。
東京の桜が散ったとも聞いた。
でもなんの感情もわかない。
桜の咲く季節なんだということじたい受け入れがたい気がする。
人間の営みとは別のところで、順調に自然は動いている。
そういえば、日毎に葉が伸び、茎が伸び、葉を広げている草花たち。
それでもなんの感情もわいてこないのである。
昨年は、一つ一つの生長に、冬の間じっと耐えて地上に出てきた草花に
もっと優しい気持ちやうれしさを感じて、心が踊るようだった。
被災された人々の今の心は、私には想像することさえ難しい。
同じ福島県民として、この格差はあまりに大きすぎる。
毎日報道される被災者の日常を見てるのが嫌になり、報道する方にも嫌気が
指している。
「がんばろうにっぽん」「がんばろうふくしま」のキャッチフレーズは
他人事のようで好きになれない。
原発でハラハラしている50キロ地点の私でさえ
こんなにひねくれた気持ちになっているのに大災害を受けた人は、
まだまだ混沌とした中で、感想すら浮かんでこないのではないかと・・。
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