例年にもれず真夏からの庭は我が家の者たちを遠ざける。
その中で健気に咲いてくれているのは百日草と百日紅の白、そして二度目の花をつけるクレマチスである。
そちこちに目をやると来年のために準備された新しい葉だったり今年は出番のこなかったジギタリスが株をしっかりと据えて冬を越そうと頑張っている。
昨日、玄関アプローチまでを整理した。
夏に繁茂したノコギリソウやベルガモットの白をバッサリと切ったり引き抜いたりした。
茂りすぎるハーブたちを尻目に密かに増やしているハーブがある。
シルバータイム、種類の多いタイムの中で一番好きなタイムである。
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最近になりコツを覚えた。
増えてくるごとにうれしさを増す。
夫も気温が下がり庭にでて草引きに時間を割いてくれるようになった。
この暑さが去り、庭に活気が戻って来れば、母が春の庭をぐるぐる廻って楽しんだような日がまた戻ってくるだろう。
そんなことを妄想しながら一つの鉢植えを大きめの鉢に替えているとMちゃんが「未熟者さんーおしっこもらしちゃった~」
急に庭どころでは無くなり、着替えさせたり、洗濯したり、Mちゃんの願うぬるめのお風呂でプール遊びが始まる。