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a green hand

モネ展

二日目、ホテルを早めに出て上野へと向かう。
東京都立美術館に10時少し前に入館、思ったほど混雑していない。

が20分ほど経つと混み始めた。

9時半開館なのでその時間に入館すれば余裕で見て来れる勘定である。
下旬にもう一度行く予定なので参考にしよう。

目的は「印象、日の出」である。

マルモッタン美術館でチラリとだけ見て来た。

今回、「印象、日の出」に再会した。

絵の後ろから光りが出ているか照らされている感じなのである。

この絵は、どんなに複製の技術が進歩しても印刷術が進歩しても満足できないだろうという絵に驚く。
こんなに素晴しい絵だったのかとパリでたくさんの美術館を訪ね過ぎ、一枚一枚をよく見ていなかったのが悔やまれた。

再会出来てよかった。

オランジュリー美術館でモネの大作「睡蓮」に圧倒され、モネ=睡蓮のイメージが強すぎたのだ。その後に行ったマルモッタンでは、行き着くまでが大変であり、ささっと観てきた。
個人旅行なので目的地を探しあぐねて到着した頃には到着その事の嬉しさで、肝心の絵画群を見落としたりしていた。
大変もったいないマルモッタン美術館であった。

が、そこでモネが東洋に憧れ、収集した浮世絵が飾ってあったことで逆に私は日本の絵画ということに目を向けるきっかけをもらった。


そのマルモッタンでなら自由にいつまでも観ていられる「印象、日の出」は、日本に来て「立ち止まらないでください」との学芸員?の言葉に従って皆さんに行儀よく観られていた。
10月18日まで特別出展である。

その後、10月20日から「サン・ラザール駅」が出展される。
そんなわけで私はどちらも観ることができる幸運に恵まれた。

モネは自分で広大な庭を作るぐらいの画家であるので植物の表情に何とも愛情を感じる。
モネの凄さは、絵画の中の水や柳が動いていると錯覚するところにある。


オランジュリー美術館の睡蓮の絵、池の水に「さざなみ」を感じたのが強い印象として残っている。

9月19日から12月13日と長期に亘るモネ展であるが、連日大勢の人が集まるのだから日本は幸せな国であるとつくづく思う。



帰りのお昼、上野で見つけたいいお店、前日のフレンチとは逆で純日本風である。

予約で来ている人が多いのは人気のお店なんだろう・・。

予約無しで20分ほど待って入れてもらう。
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