セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

「東京ゲームショウ2010」レポートNo.3 イベント・ブース・そしてまとめ

2010年09月21日 11時26分17秒 | 【旧】東京ゲームショウ
ここでは、イベントやブースの感想と、全体のまとめを記載していきます。



●『逆転検事2』東京ゲームショウと区別法廷2010
見た時間:10:35~11:00

10:15予定だったハズですが、10:30からになってました。
なので、ちょっと余裕があるかな?と思って『ダンボール戦機』をプレイしに行ったら、そこで思いのほか時間を食ったので、実は前半はほとんど見れていません(笑)

でも、開発者のトークイベントと特別法廷の後半は見ることができました。
すでにファミ通でも書かれているので知っている人も多いかと思いますが、主に気になったのは、新システム「ロジックチェス」と、新ライバルです。

「ロジック・チェス」は、全く証言してくれない相手から情報を引き出すための新システムだそうです。
証人に対して質問を投げかけて、その反応を見て次の行動を決めていきます。それを繰り返していくことで、相手から情報を引き出すようです。紹介された時に出ていた画面では、「もっと質問を出してみる」と「様子を見る」の2択が出ており、しかもこのシステムは制限時間があります。選択肢もそうですが、時間の経過などによっても相手の心境が変わってくるようなので、選択は単純ながら、相手の出方を見ながら行動を見極める戦略性が出てきます。
推理とはまたちょっと違う思考が必要になってきそうですね。

そして、新ライバルは「水鏡 秤(みかがり はかり)」という女性の裁判官です。
見た目はおしとやかなイメージで、豪華な彫りがある木槌を手にしています。どうやら現時点でボイスは収録されていないようで、後半では彼女の動きだけを見ることはできました。もの静かそうですが、やはりこのシリーズ作品らしく若干ズレているところもありそうな雰囲気も感じさせます(笑)



●各ブースについて
一応、主なブースはざざっと見て回ったので、印象を軽く書いてみます。
ただし、あまりしっかり見ていない場所については、ご勘弁ください(笑)
※ここでは、会場全体から見て中央側にあるほうを「表側」、壁側にあるほうを「裏側」と呼びます。

◆コナミ
一角では『ダンスエボリューション』『クロスボード7』の「Kinect」対応タイトル用にそこそこのスペースをとっています。また、別の一角では『ラブプラス』のあらゆる作品が固まって展示されていました。
ま、どこに何があるかは分かりやすいと思いました。

◆セガ
表側には檻が設置されており、中では『クロヒョウ 龍が如く新章』が体験できました。
その他、様々なビックタイトルの看板が、あちらこちらでグルグルと回っておりました。ま、インパクトはありましたね。

◆スクウェア・エニックス
今回は何もプレイしなかったのであまりしっかりは見えていませんが、今回もクローズドシアターはあったみたいですね。
一角には『キングダムハーツ Re:コーデット』のソラのモニュメントが展示。赤ズボンのソラを見るのは、何か久しぶりな気がします。
相変わらず、どこに何があるかは分かりにくかったですが(笑)

◆マイクロソフト
一角に「Kinect」対応タイトルをズラリと並べており、その上に高々とステージイベントが設置されていました。昼ごろ、たまたま「Kinect」の実演イベントが行われており、かなり盛り上がっていましたね。
Kinectが表側で、定番ものの作品は裏側に行列を作っていました。正直、そこまで並んでいませんでした。むしろ「Kinect」のほうが、試遊台が少ないので混んでいました。

◆カプコン
今回、一番特徴のあったブースはここですかね。
半分は『モンスターハンターポータブル 3rd』の世界観に合わせた作りになっており、さらに一角には『逆転検事2』用に、ご存知は人はご存知の「ひょうたん湖」を再現しいました。風船でできたトノサマンはもちろん、等身大の御剣検事のモニュメントも。…ちょっと背が高すぎる気がしましたが(笑)

◆ソニー・コンピュータエンタテインメント
今回は、PS3・PSP・PlayStation Move・3D立体視・Move+3D立体視の5つのゾーンがあり、ハッキリと分けられていたという印象でした。
Moveの試遊台は裏側のほうにあり、2階建てのマンションみたいな構造で、各ルームに入って充分なスペースの中でMove対応タイトルをプレイすることができました。スペースを有効活用する意味では、2階建てにしたのはいい発想ですね。いっそ、次は3階建てに(笑)

◆バンダイナムコゲームズ
一角では『ゴッドイーター バースト』の狩りの空間に。
一角では『スーパーロボット大戦L』や『ガンダム無双3』などロボゲーが集り、さらに一角では携帯ゲーム機が固まって出展という、まあ分かりやすい区切りにはなっていたと思います。
ただ、スペースをかなりとった割には『ゴッドイーター バースト』はそんなに混んでいなかったようですが…。

◆レベルファイブ
真ん中に城壁があり、中では『二ノ国』2タイトルが体験できました。すでに前日のレポートでも書きましたが、主要タイトルは約50台もの試遊台を設置していたため、例年よりは混んでいないという印象でした。
また、表側では巨大なスクリーンで各タイトルの紹介を延々と。…やっぱり、壮大な曲+ジブリの絵が出てくると、大抵の人は足を止めていました。インパクトが強いことこのうえないです。



●まとめ
普通の人なら『モンスターハンターポータブル 3rd』を筆頭に、あらゆる定番シリーズが集っていたので盛り上がっていたんじゃないかと思いますし、合計の入場者数も初めて20万を突破したということで、そこからも注目度の高さが伺えます。
ただ、私としては「あまりよく分かっていないもの」を触りたいですからね。「面白いと分かっているもの」を、わざわざ東京くんだりまで来て触るつもりはありません。そういう観点からすると、「挑戦的なタイトル」は思ったより少なったかも?なんて思ったりしました。そこは、昨年から続く右肩下がりな経済状況が、じわじわと影響してきているのかもしれません。いわゆる「安全パイで攻める」ということです。

そんな中で「PlayStation Move」と「Kinect」を初めて触ってきましたが…概ねイメージ通りでした。感度についても確認できまして画、やっぱり個人的にはMoveよりもKinectのほうが、将来的に考えて色々と楽しめそうな気はしました。(そのぶん、お値段も張りますけど…)
Kinectは価格の問題で購入するのは厳しいですし、Moveは価格は問題ないんですが、そもそも遊びたいタイトルが出るかどうかが気になるところで…買ったところで、宝の持ち腐れでは意味がないですからね。ま、念のためスターターパック1つだけでも買っておこうかな?とは考えています。

あとは…あれですね。自分の体力の限界も感じました(笑)
9時半頃に入場して、これまでだったら特に何も見るものがなくてもとりあえずウロウロして色々貰ったり写真を撮りまくっていたりしましたが、今回は15:30にはもう出ちゃいました。散々歩いた後に『Solatorobo(ソラトロボ) それからCODAへ』で75分立ちっぱなしだったので、それが効きましたね。欲張れば、『逆転検事2』もプレイできそうな感じだった(帰りに通り過ぎた時は90分待ちだったので)んですが、「いいや」ってなっちゃいました。
ま、そんな体力の面もあり、来年以降のTGSはどうするか分かりませんが…東京に足を運ぶほどの価値あるものが出展されそうであれば、来年もきっと来ると思います。たぶんね。


ということで、最後のレポートで数少ない写真を並べて終了とします。
(本当は一緒に載せたかったけど、文字数オーバー…)


関連記事:
レポートNo.1 プレイしたゲームの感想・前編
レポートNo.2 プレイしたゲームの感想・後編
レポートNo.4 写真を並べてみる
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2 コメント

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Unknown (partygame(管理人))
2010-09-21 16:26:27
>土星産の卵さん
まあ、今年はMoveやKinectなど、女性やライトユーザーでも楽しめるものが多かったですし、見ているだけでも楽しくはありますからね。
東京ゲームショウって、それこそ任天堂が出展していないこともあってか、どうしてもオタクっぽいゲームが固まり気味なところがありましたが、今年はこう…比較的いい感じに差別化ができていたような気がしました。

>>キネクト
日本においてはまあ無理でしょうが、海外だとまだ分かりませんね。それこそ、ダンスゲームの息が長いこともあるので『ダンスエボリューション』なんかは、大化けする可能性はありそうです。
それと、正直なところ…最近Wiiが静かなので、MoveもKinectも、狙うなら今がチャンス!…という感じなのかもしれません。
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生で見てきました (土星産の卵)
2010-09-21 12:48:22
土曜日に実際に行ってロクに試遊も出来ずにブラブラみて帰ってきたのですが、なんかおおよそ女性が嫌うような方向に走りすぎてない、とちと思ってしまいました。(そっち方面のイベント結構多かったし)

・・・なんというか、一般のお客様にどん引きされるような市場の未来ってどうなの?と言いますか・・・。

>キネクト
見てただけですが思ったより感度高いし本当に凄いですね。
ただ360買うようなユーザーにはこれが受けるだろうか、いやこれこそ「新規ユーザーの獲得」のためのものか。
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