さて、本日は「現在のゲーム情勢を本気で見つめ直す」シリーズでございます。
2005/10/14発刊の週刊ファミ通に掲載されました「ゲームユーザー国勢調査」の詳細を見つつ、
私なりに現在のゲーム情勢を解析していきたいと思います。
え~この「ゲームユーザー国勢調査」というのは、
全国の約2100人のゲームユーザーにパソコンや携帯電話を通して、
次世代機、現行ゲーム機、その他様々な質問に解答してもらったというコーナーです。
4ヶ月前と、ちょっと古いデータになりますが
まあ参考にはなると思いますので……。
第1弾 Xbox360編はコチラから
第2弾 PS3編はコチラから
第3弾 Revolution編はコチラから
第4弾 PS2編はコチラから
第5弾 ゲームキューブ編はコチラから
第6弾 Xbox編はコチラから
第7弾 ニンテンドーDS編はコチラから
第8弾 PSP編はコチラから
第9弾 ゲームボーイミクロ編はコチラから
今回は、「エトセトラ」と題しまして、
ゲームハード以外の質問に関するアンケートを取り上げていきたいと思います。
ちょっと数があるので何回かに分けて掲載していきますのでよろしく!
まあトップはもはや当然。イヤでも耳に入ってきます。
今年はさらなる話題になるでしょう。
ちなみに、その他の意見には…
・坂口博信氏率いるミストウォーカーの新作2タイトル発表
・スクウェアエニックスパーティ2005の開催
・レーディング規制の強化
・東京ゲームショウ過去最高の来場者数
・FFXIIの発売延期&発売日決定
・「モンスターハンター」シリーズのヒット&PSP版発売
・オンラインゲームの増加
・「テイルズオブ」シリーズ10周年
・「スーパーロボット大戦α」シリーズの完結
・バイオハザード4発売
・ゲーム機本体価格の値下げ
・東京ゲームショウにおける任天堂の発表の数々
・パチスロソフトの大跳躍
……などといった回答がありました。
まあ詳しい情報が(アンケート当時は)まだ少なかったせいか、
的を絞っている人はまだまだ少ないですね。
まさにマンネリ化なるゲーム業界……ホントに深刻な問題ですよ。
とはいえ、昨年と今年で築き上げたDSの功績は、
マンネリ化のゲーム業界に大きな喝を入れたと言えるでしょう。
この功績を見て、他のゲームメーカーの励みになってもらえたら嬉しいですね。
2位に「価格の高騰」がきているのは、
レトロ時代のゲーマーにとっては正直疑問なんじゃないですか?
だって昔のほうが遥かに高かったんだから……。
SFC時代のFF、万超えてましたからね。
ただ言えるのは……限定版多いな、とは感じます。
どうしてもファンの人は限定版を買ってしまいがちなので、それで結果お金が……と感じるのかもしれません。
ちなみに、その他の意見は…
・違法・不正コピーの蔓延
・不良品発生時におけるメーカーの対応
・オンラインの発達に基づいて、ネチケットを守らせる努力が必要
・ゲームの発表から発売まで数年もかかる”大作”がある
・キャラに頼りすぎ
・ゲームショウなどのイベントが東京ばかりでおこなわれること
・全体的にプロ意識が足りない
・廉価版を出すのが早すぎるためソフトの寿命が短い
・ソフトの質に釣り合わない過剰なプロモーション
・ストーリー優先で想定外の行動に対するリアクションがなさすぎる作品が多い
・ハードのスペックばかり向上してクリエーター側の技術が向上してない気がする
・競争に先走って”楽しむ”という要素を忘れないで欲しい
などであります。
特に「不良品発生時におけるメーカーの対応」は2005年は
かなり浮き彫りにされました。
ソニー、ナムコ、マイクロソフト……。
「信用をなくしてでも金が大事か?」と言いたいです。
上位には2005年に発売された大作が軒を連ねていますが、
注目すべきは、N64やSFCのゲームがあること。
まさにここに「名作、色あせず」が色濃く出ているように思います。
さて、今回は以上になりますが、
まあとにかくマンネリ化とメーカーの対応を大きな問題ですよ。
しかしながら続編で本数を稼げるのも事実ですし、
有名作ばっかりにしか目が行かないユーザーがたくさんいるのも事実。
これだけやってきて、まだ、
「有名でしかもたくさん売れている=おもしろい」が間違っていることが、
メーカーもユーザーも分かってない人間が多すぎます。
私的考えとしては大きな原因は、ゲーム業界の問題点のアンケートにもありますが、
「ソフトの質に釣り合わない過剰なプロモーション」だと思います。
このせいで、評価以前にまず周りの、あまり大作でないソフトの存在を覆い隠す。
かつ、面白そうなところだけを見せる。
いや、いいんですよ。面白そうなトコを見せるのはいいんですが、
最近は肝心のゲームシステムの説明のカケラもないプロモーションが多すぎです。
「ダージュオブケロベロス FFVII」がいい例かと。
プロモーションは、ユーザーをひきつけると同時に、
ゲームの概要をしっかりと分かってもらう必要があると感じます。
しかしおそらく作る側は、ユーザーをひきつけることしか頭にない。
だからあんなプロモになってしまうんです。
失礼ながらあまり大きくない会社は、
ホントにイイ出来のゲームを作っても、宣伝を充分にしても、
どうしても数が売れない。なぜか?
デカイゲーム会社が金に身をあかせて無駄に誇大広告をしまくるからです。
もっというなら、金で広告の場を奪っているようなモンです。
こんなんでいいんですか?
デカイゲーム会社はゲームが1つ2つくらいうまくいかなくても経営は何とかなりますが、
小さい会社はゲーム1つに賭けてるところもあるんですからね。
もっとこう、CMみたいに
15秒、または30秒という平等に限られた時間の中で、
平等にアピールできる場があるべきじゃないんですか?
……やっぱ金?広告は金が全てですか?
ホンット、腐ってるよ。
みなさんも、マンネリ化、マンネリ化とばっかり言わず、
こういった他の部分にもしっかり目を向けるべきだと思いますよ。
「現在のゲーム情勢を本気で見つめ直す」シリーズは不定期連載なので、
次回は明日になるか1ヶ月先になるか分かりませんが、
私的にもかなり参考になると睨んでいるので、是非見てってくださいね。
尚、次回もエトセトラを対象に掲載していきます。
それでは本日はこのへんで、したらな~!
2005/10/14発刊の週刊ファミ通に掲載されました「ゲームユーザー国勢調査」の詳細を見つつ、
私なりに現在のゲーム情勢を解析していきたいと思います。
え~この「ゲームユーザー国勢調査」というのは、
全国の約2100人のゲームユーザーにパソコンや携帯電話を通して、
次世代機、現行ゲーム機、その他様々な質問に解答してもらったというコーナーです。
4ヶ月前と、ちょっと古いデータになりますが
まあ参考にはなると思いますので……。
第1弾 Xbox360編はコチラから
第2弾 PS3編はコチラから
第3弾 Revolution編はコチラから
第4弾 PS2編はコチラから
第5弾 ゲームキューブ編はコチラから
第6弾 Xbox編はコチラから
第7弾 ニンテンドーDS編はコチラから
第8弾 PSP編はコチラから
第9弾 ゲームボーイミクロ編はコチラから
今回は、「エトセトラ」と題しまして、
ゲームハード以外の質問に関するアンケートを取り上げていきたいと思います。
ちょっと数があるので何回かに分けて掲載していきますのでよろしく!
Q,ゲーム業界、今年(2005年)一番の話題は? | |
---|---|
次世代機 | 66.3% |
業界再編 | 7.6% |
携帯ゲーム機 | 6.0% |
FFVIIアドベントチルドレン | 3.3% |
ソフト有害図書指定 | 2.6% |
「メタルギアソリッド」シリーズ | 1.1% |
スーパーマリオ20周年 | 1.0% |
その他 | 11.3% |
まあトップはもはや当然。イヤでも耳に入ってきます。
今年はさらなる話題になるでしょう。
ちなみに、その他の意見には…
・坂口博信氏率いるミストウォーカーの新作2タイトル発表
・スクウェアエニックスパーティ2005の開催
・レーディング規制の強化
・東京ゲームショウ過去最高の来場者数
・FFXIIの発売延期&発売日決定
・「モンスターハンター」シリーズのヒット&PSP版発売
・オンラインゲームの増加
・「テイルズオブ」シリーズ10周年
・「スーパーロボット大戦α」シリーズの完結
・バイオハザード4発売
・ゲーム機本体価格の値下げ
・東京ゲームショウにおける任天堂の発表の数々
・パチスロソフトの大跳躍
……などといった回答がありました。
Q,”次世代機”の中でもいちばんの話題は? | |
---|---|
次世代機全般 | 65.1% |
プレイステーション3 | 16.7% |
コードネーム:レボリューション | 9.2% |
Xbox360 | 9.1% |
まあ詳しい情報が(アンケート当時は)まだ少なかったせいか、
的を絞っている人はまだまだ少ないですね。
Q,現在のゲーム業界の問題点は? | |
---|---|
続編・似た作品・マンネリ化 | 22.6% |
価格の高騰 | 10.9% |
開発の費用・負担増 | 9.4% |
ビジュアル偏重 | 6.2% |
一般層の認知不足・マニア路線 | 6.0% |
ゲームパッシング | 5.5% |
市場の縮小 | 4.8% |
ハードの乱立 | 3.8% |
過激表現の氾濫・CERO問題 | 3.5% |
面白いゲームが少ない | 2.3% |
特定ハードへの一極集中 | 2.1% |
多すぎる業界再編 | 1.7% |
オンラインゲームの普及率の低さ | 1.5% |
ソフト供給過多 | 1.1% |
その他 | 18.4% |
まさにマンネリ化なるゲーム業界……ホントに深刻な問題ですよ。
とはいえ、昨年と今年で築き上げたDSの功績は、
マンネリ化のゲーム業界に大きな喝を入れたと言えるでしょう。
この功績を見て、他のゲームメーカーの励みになってもらえたら嬉しいですね。
2位に「価格の高騰」がきているのは、
レトロ時代のゲーマーにとっては正直疑問なんじゃないですか?
だって昔のほうが遥かに高かったんだから……。
SFC時代のFF、万超えてましたからね。
ただ言えるのは……限定版多いな、とは感じます。
どうしてもファンの人は限定版を買ってしまいがちなので、それで結果お金が……と感じるのかもしれません。
ちなみに、その他の意見は…
・違法・不正コピーの蔓延
・不良品発生時におけるメーカーの対応
・オンラインの発達に基づいて、ネチケットを守らせる努力が必要
・ゲームの発表から発売まで数年もかかる”大作”がある
・キャラに頼りすぎ
・ゲームショウなどのイベントが東京ばかりでおこなわれること
・全体的にプロ意識が足りない
・廉価版を出すのが早すぎるためソフトの寿命が短い
・ソフトの質に釣り合わない過剰なプロモーション
・ストーリー優先で想定外の行動に対するリアクションがなさすぎる作品が多い
・ハードのスペックばかり向上してクリエーター側の技術が向上してない気がする
・競争に先走って”楽しむ”という要素を忘れないで欲しい
などであります。
特に「不良品発生時におけるメーカーの対応」は2005年は
かなり浮き彫りにされました。
ソニー、ナムコ、マイクロソフト……。
「信用をなくしてでも金が大事か?」と言いたいです。
Q,おもしろかったゲームは? | ||
---|---|---|
1位 | メタルギアソリッド3 スネークイーター | 175人 |
2位 | ファイナルファンタジーVII | 166人 |
3位 | ファイナルファンタジーX | 152人 |
4位 | ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 | 126人 |
5位 | キングダムハーツ | 113人 |
6位 | バイオハザード4 | 68人 |
7位 | メタルギアソリッド | 55人 |
8位 | テイルズオブシンフォニア | 52人 |
9位 | モンスターハンターG | 49人 |
10位 | ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | 44人 |
11位 | メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ | 42人 |
12位 | ゼルダの伝説 時のオカリナ | 41人 |
13位 | モンスターハンター | 39人 |
14位 | スーパーマリオブラザーズ | 38人 |
15位 | バイオハザード | 36人 |
16位 | ファイナルファンタジー | 35人 |
17位 | デビル メイ クライ3 | 33人 |
17位 | 第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~ | 33人 |
17位 | ドラゴンクエスト | 33人 |
20位 | 逆転裁判 | 32人 |
上位には2005年に発売された大作が軒を連ねていますが、
注目すべきは、N64やSFCのゲームがあること。
まさにここに「名作、色あせず」が色濃く出ているように思います。
さて、今回は以上になりますが、
まあとにかくマンネリ化とメーカーの対応を大きな問題ですよ。
しかしながら続編で本数を稼げるのも事実ですし、
有名作ばっかりにしか目が行かないユーザーがたくさんいるのも事実。
これだけやってきて、まだ、
「有名でしかもたくさん売れている=おもしろい」が間違っていることが、
メーカーもユーザーも分かってない人間が多すぎます。
私的考えとしては大きな原因は、ゲーム業界の問題点のアンケートにもありますが、
「ソフトの質に釣り合わない過剰なプロモーション」だと思います。
このせいで、評価以前にまず周りの、あまり大作でないソフトの存在を覆い隠す。
かつ、面白そうなところだけを見せる。
いや、いいんですよ。面白そうなトコを見せるのはいいんですが、
最近は肝心のゲームシステムの説明のカケラもないプロモーションが多すぎです。
「ダージュオブケロベロス FFVII」がいい例かと。
プロモーションは、ユーザーをひきつけると同時に、
ゲームの概要をしっかりと分かってもらう必要があると感じます。
しかしおそらく作る側は、ユーザーをひきつけることしか頭にない。
だからあんなプロモになってしまうんです。
失礼ながらあまり大きくない会社は、
ホントにイイ出来のゲームを作っても、宣伝を充分にしても、
どうしても数が売れない。なぜか?
デカイゲーム会社が金に身をあかせて無駄に誇大広告をしまくるからです。
もっというなら、金で広告の場を奪っているようなモンです。
こんなんでいいんですか?
デカイゲーム会社はゲームが1つ2つくらいうまくいかなくても経営は何とかなりますが、
小さい会社はゲーム1つに賭けてるところもあるんですからね。
もっとこう、CMみたいに
15秒、または30秒という平等に限られた時間の中で、
平等にアピールできる場があるべきじゃないんですか?
……やっぱ金?広告は金が全てですか?
ホンット、腐ってるよ。
みなさんも、マンネリ化、マンネリ化とばっかり言わず、
こういった他の部分にもしっかり目を向けるべきだと思いますよ。
「現在のゲーム情勢を本気で見つめ直す」シリーズは不定期連載なので、
次回は明日になるか1ヶ月先になるか分かりませんが、
私的にもかなり参考になると睨んでいるので、是非見てってくださいね。
尚、次回もエトセトラを対象に掲載していきます。
それでは本日はこのへんで、したらな~!
ところで相互リンクの件ですがOKです。
これからもよろしくお願い致します。
さすがに学生の身(今はもう休みですが)なので、
毎日その日にこれだけの量は書けませんです。
HTMLも全部自分で打ってますし。
相互リンクの承諾、ありがとうございます。
逆転裁判シリーズやスパロボシリーズ、
その他レトロなゲームなどのレビュー、期待してます!