小石川植物園のヒマラヤ杉...昭和記念公園のヒマラヤ杉...そして...新宿御苑のヒマラヤ杉...
大学のキャンパスや病院の庭園などでも見かけるヒマラヤ杉ですね。
新宿御苑に立派なヒマラヤ杉が何本もいることを、先日帰り際に思い出して、古い記憶を頼りに歩いてみました。
短い時間でしたが、高い高いヒマラヤ杉を眺めて...シダーローズを探してみました♪
ヒマラヤ杉の実が開いた状態の物を「シダーローズ」と呼ぶのは、まるで薔薇の花のように見えるからでしょうか。
実の下から上の方へ向かって少しずつ開いて、最後にははらはらと散っていきます。
散らずに完全な状態で実が拾えることは珍しいそうです。
何年も年を重ねた大きな大きな樹にならないと、実を付けないし、きれいな状態で落ちてくれることも、
あまり多くないからだそうですよ。
しかも...実が熟すのには、2年ほどもかかるのだそうです。
巨大なヒマラヤ杉を見上げて...シダーローズを探してみました...
あまりに高い位置のものは、目視で確認できても撮影は難しくて...
何とか撮れた画像と、過去の画像を織り交ぜて...ご紹介しますね。
トトロたちが、かくれんぼをしているようにも見える シダーローズたち.。.:*・゜ | |
やはり、トトロたちが整列しているように見えます。 毛がぼわっと立ったような感じでしょうか? トトロたちが並ぶ、枝の向こうに青空が透けて.。.:*・゜ | |
高い高い場所にいるので... どうしても、見上げる角度になってしまいますね。 あぁ、1度でいいから、斜め上から撮影してみたい... そんな叶わぬことを夢見たりする私です... | |
ヒマラヤ杉が日本に渡って来たのは、明治12年(1879年)頃だそうです。
横浜在住のイギリス人ブルークが、インドのカルカッタからヒマラヤ地方原産のヒマラヤ杉の種子を取り寄せて
栽培したのが始まりだと伝えられています。
その実生苗100本が新宿御苑に植えられ、明治27年(1894年)からは新宿御苑でも栽培が行われ始めました。
明治36年(1903年)には、1000本を挿木にして育て、270本が根付いたそうです。
無事に根付いた苗たちが、都内や全国に...などと、想像しています。
ヒマラヤ杉は巨大に成長する樹ですから、植えることができる場所は限られていますね。
たまに身近な場所で出会うことができると...じっくりと眺めてしまいます。。
ヒマラヤ杉について
晴れてきましたが...薄曇りですね...
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