懐かしいものが出てきました.。.:*・゜

時間をかけて、少しずつ少しずつ続けている片付け作業。
思い切った判断で、かなりの量を処分し続けています。
自分で判断して自分の手で処分したい．．．気力も体力も、もしかしたら今が最後のピークなのかも
しれないのは、年齢的に考えれば当然のことですからね。
私の判断で処分するのは、基本的に私の物限定、これが唯一のルールです。

そんな作業を続けていると、思いがけない場所から思いがけない物が出てくることもあります。
先日は、私が預かっていた娘の学校関連の書類をまとめてある場所に、なぜか懐かしいものが
混ざっていて驚きました。
学校関連の書類は、学齢に合わせて整理し直して全て娘に引き渡しました。
そして．．．その中に、３０数年前に娘に贈ったお人形のパンフレットが混ざっていたのです。
３０数年前に、パリで初めて迎えた誕生日のプレゼントでした。
このパンフレットは、３年後に洋服を買い足したときに戴いたものだったと思います。

当時フランスでは弱視や斜視の矯正を始める年齢が決まっていて 　幼い子どもたちのメガネ姿をみかけることがよくありました。 　メガネ姿をからかったりするのは「恥ずべきこと」という 　躾が、私たちの周囲では行き届いていました。 　メガネと言えば．．．日本人の小中学生たちのメガネ姿が、 　いかにも秀才という雰囲気でかっこいい．．．と、 　フランス人の子どもたちが言っていましたよ。 　下がってきたメガネを、さっと戻すしぐさがクール．．． 　なのですって．．．　 　彼らのメガネが滅多に下がってこないのは．．．おそらく 　鼻梁の高さのためでしょう．．．などと野暮なことは 　もちろん、言いませんでしたよ。
赤ちゃんから．．．おとなに成長するまでがシリーズになって 　数多く作られていました。 　おとな版は、衣装もゴージャスで数量限定版として 　予約販売されていたりもしました。
フランス版「おかあさんごっこ」ですね。
左側のお人形が、１０００体限定版、右側のお人形が 　５００体限定版で、全て予約開始と同時に完売状態でしたっけ。 　それぞれ、身長７５ｃｍと６０ｃｍと、かなり大きいですね。 　通常のお人形は、３６ｃｍか４２ｃｍでした。 　因みに．．．フランスはメートル法の国なので、 　その点に関しては、私たちは気楽でした。

当時、私たちが暮らす環境の中では女の子たちは誰もが持っていて大切にしていたお人形です。
日本のジェニーちゃんのような存在かもしれませんね。
洋服やら小物類やらが、たくさんたくさんあることも、よく似ています。
一番の違いは、お人形のサイズかも知れませんね。
我が家に遊びに来て、ジェニーちゃんを見て．．．少女たちが感嘆の声を上げるのは、小さなサイズ感と
小物類のミニチュア感．．．そして大人っぽく見える、ほっそりとしたプロポーションでした。
シルバニアファミリーの世界も大人気でしたよ。
日本のゲームやコミックスや玩具が、すでに世界レベルで人気がありましたから、そういう意味でも
私たちは恵まれていたと思います。
フランス人たちには、日本のコミックスが大人気でしたよ。

そんなことを懐かしく思い出してばかりでは、片付けがはかどらなくなってしまいそう．．．
このパンフレットも、近々．．．娘に手渡します。
お人形には当時の親友のお名前を付けていましたし、大切に保存していることは間違いないですからね。
当時の親友とは、今も時折りメールのやりとりをしているそうです。
３人の子どもたちのママとなっているそうで．．．あぁ、イメージどおりね．．．と話しています。
転校生の娘に親切に、いろいろと教えてくれて、お泊りにも誘ってくれた優しいお嬢さん．．．
彼女のママも親切で優しい気配りの人でした．．．お世話になりました．．．

今日は参院選、私は期日前投票を済ませています。
当日のお天気や急用などで慌てないように、かなり以前からそうしています。　


新型コロナウイルス禍の収束の日を、１日も早く迎えることができますように．．．
真に平和な世界を築くことができますように．．．


　　夜明けには霧雨が降り始めていましたが、曇り空から陽射しが少し見える朝です。