今年のお正月は、父の喪中でもあることですし
暮れのうちから、お正月準備は簡略にシンプルに...と
楽をさせてもらいました。
長年、母が手作りし続けてくれた、おせちの数々。
毎年、私のアイデアも盛り込みながら
作り続けてきましたが、今年は
たくさんのレシピの中から、数点だけを作りました。
中でも思い出深いのは、栗きんとんです。
昔は毎年2日には、父の会社の人たちが集まって新年会を
開いていましたから、暮れには毎年
大鍋に大量のおせちを作るのが母のお仕事でした。
何もかもが、心のこもった母の手仕事でした。
さつま芋を蒸して裏ごしする作業は、
私たち三姉妹が成長するにつれて、手伝うようには
なりましたが、それでも大量なのでなかなか大変なお仕事でした。
私は、便利でおいしい冷凍の裏ごしさつま芋を使って
楽をしていますが、作るたびに母が元気でいてくれたら
こんなに便利な物があることを、どんな風に言うのかしらと思います。
母直伝の栗きんとんは...
くちなしを使わなくても、きれいで鮮やかな黄色に仕上がって
時間がたっても変色しません。
水飴やみりんを入れなくても、つややかな仕上がりです。
父と母の遺影に、思い出の味をお供えしました。
久しぶりの曇り空で、冷え込みました。
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