隅田川の遊歩道を吾妻橋まで行って橋を渡って戻ってきて...
お蕎麦屋さんへ向かうときに通りすぎた言問團子のお店まで
戻ってきました。
「言問團子」という名前から、言問橋の近くにあるのかと
勝手に思い込んでいましたが、言問橋の1つ向島よりの桜橋から
少し向島方向に歩いた場所にあります。
大きな暖簾がかかっている立派な店構えですから、ひと目で分かりますよ。
桜橋を渡りながら、初めて歩く道なのにまるで歩き慣れた人のように、
「今日の散策の締めくくりは、予定どおり言問團子ね。」と
話しながら、足取りも軽く歩き続けました。
でも、初めて訪れるお店に入るときは少しばかり緊張します。
大きな引き戸を開けたら...
「いらっしゃいませ。お持ち帰りですか、お召し上がりですか。」と
歯切れのよい対応に、さすが下町の老舗と感心しました。
店内で頂きたいとお返事すると、お席にご案内され...
その後メニューなどは出てこないのですよ。
しばらく待っていて気づいたのですが、
「お召し上がり」の意味は、「三色の言問團子とお茶を注文する。」という
意味なのですね...納得です。なるほど。
言問團子 小豆餡と白餡のお団子の中には米粉のお餅が入っています。 黄色いお団子は、クチナシで色付けした白玉粉のお餅の中に みそ餡が入っています。 みそ餡は、不思議な味わいの初めてのお味でしたよ。 それにしてもなめらかで美しい丸みですね。 | |
丹念な手仕事に感動... | |
静かな店内で、散策の後のティータイム。 隅田川沿いで過ごす夕暮れ前の午後のひと時は 何とはなしに心豊かに感じるお茶の時間になりました。 |
元禄の頃から、隅田川界隈を散策する文人墨客に愛された名物団子。
三つのお団子が串に刺されていないのは、食べやすいようにとのご配慮だそうです。
最寄り駅への道筋を尋ねるお客さまに応対している、お店の奥さまの
親切な説明が少し耳に入ってきて...なるほど...と、
私たちも押上駅まで歩くことを決めました。
この日1日で、近辺の地理がだいぶ分かってきたので
桜橋通りから曳舟川通り...と、順調に歩いて
思っていたよりずっと早く押上駅に到着。
私がうろ覚えの、スカイツリー完成前の押上駅とはずいぶん雰囲気の違う
明るく賑わう駅構内でした。
初秋の1日、気の合う友人と歩いた向島界隈は旅人気分を味わえる
愉しい遠足のような散策となりました。
「向島 言問團子」のサイトです
湿度が下がってきたので体感は楽になってきましたが、まだまだ暑い1日でした。
都心でも日中は30℃を超えたとか...
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