一葉 * いちよう．．．

浜離宮には、大きな桜の樹がたくさんあります
もちろん、桜以外の木もいろいろありますが．．．

桜の種類も、たくさんあるので
当分の間は、きっといつ行っても
美しい桜に出会えますね

今日ご紹介するのは．．．
《 一葉 》です
昨日ご紹介した《 白妙 》より
花びらの数が多くて、優雅な華やかさが
遠目にも、目立ちます

薄い花びらが重なり合って
風に揺れる姿は、華麗ですが
何とはなしに、はかなげです

	近くで見ると、雌しべの長さがよく分かりますね。 　「葉化している」という専門的な言葉はともかく、 　「雄しべが退化している」という状態は、 　はっきりと分かりますよね。

名札を見て、「一葉」と読んだときは
あら？ひょっとして樋口一葉さんかしら．．．？
と、思いましたが、どう考えても
イメージが違いますよねぇ．．．

樋口一葉さんは．．．
寒さの中でも凛と咲く、梅の花のイメージではないでしょうか？

家に帰ってから、調べてみましたよ

分かりました
名前の由来は、「花の中心から、葉化した雌しべが１本、出ることから」
なのだそうですよ

そう言われてみれば．．．
雌しべが特別に長いことが
画像からも、お分かりいただけそうですね

ついつい、美しい花びらの方に
目が行ってしまいますが
確かに、ながぁ～い雌しべは、目立ちますね

雄しべは、退化して短くなっているのだそうです

昨日の「白妙」とは違って
文学的？な命名ではなくて
生物学的というのか、学問的なものでした
大いに納得、です

それぞれに、個性的な名前が付いていますね
名札が、ちゃんと付いていると
はっきり分かって、お花見の楽しさも倍増なのでした　


　浜離宮恩賜庭園について


　夕方の激しい雨には驚きました