stm's Laboratory

エレクトーン・ピアノ講師stmの、日々の出来事、エレクトーンのお話など。浦安を拠点に活動中。

エレクトーン:テンポディレイの謎

2009年06月11日 18時52分28秒 | エレクトーン

もうどこかで出ているかもしれませんが、不可思議現象に遭遇しましたので…書いてみます。

エレクトーン STAGEAのエフェクト「テンポディレイ」
エレクトーンのリズム側で設定したテンポと、設定した拍の長さに合わせてディレイ(音が返ってくる)するエフェクトです。同じフレーズを繰り返してもらったり、時には残響代わりにつかったり、とても便利な子ですが…

どうも、リズム側のテンポを、ある一定の値より遅くすると、ディレイの間隔が設定より2倍早く返ってくるみたいです。
つまり、「ディレイタイム」が
「2nd」(2分音符)の設定だと、4分音符間隔で、
「4th」(4分音符)の設定だと、8分音符間隔で音が返ってきます。

「ディレイタイム」設定と違う速さで帰ってきた現象をまとめるとこんな感じです。

ディレイタイムの設定 テンポ 実際のディレイ間隔
「2nd」(2分音符) テンポ=81以下 4分音符
テンポ=40 8分音符
「4th.」(付点4分音符) テンポ=61以下 付点8分音符
「2nd/3」(1拍と3/1) テンポ=54以下 1拍の2/3
(SWINGの表と同じ)
「4th」(四分音符) テンポ=40 8分音符

の間隔で返ってきました。


というわけで、テンポ=40にしていると、
「2nd」で設定しているより、「4th.」や「2nd/3」の方がゆっくり返ってくるという妙な結果。

私は、エレクトーン以外の機材で、エフェクト類をいじくりまわした経験がそんなに多くないので、詳しい事はわからないのですが…「ディレイってこうゆうモンだよ」って事なんですかね…。不思議です。
ちなみにステージア バージョンは、1.75(最新)です。

しかしこの現象のおかげで
テンポ=80の曲で、「2nd」、「テンポ=40」に設定し 1小節まるまるループ作戦が失敗に終わりました。orz 残念… うーむ



※このブログで書いた方法を試して、何らかの失敗や損害が発生しても、stmは責任を負いかねます。実践される場合は自己責任でお願い致します。

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