もうどこかで出ているかもしれませんが、不可思議現象に遭遇しましたので…書いてみます。
エレクトーン STAGEAのエフェクト「テンポディレイ」
エレクトーンのリズム側で設定したテンポと、設定した拍の長さに合わせてディレイ(音が返ってくる)するエフェクトです。同じフレーズを繰り返してもらったり、時には残響代わりにつかったり、とても便利な子ですが…
どうも、リズム側のテンポを、ある一定の値より遅くすると、ディレイの間隔が設定より2倍早く返ってくるみたいです。
つまり、「ディレイタイム」が
「2nd」(2分音符)の設定だと、4分音符間隔で、
「4th」(4分音符)の設定だと、8分音符間隔で音が返ってきます。
「ディレイタイム」設定と違う速さで帰ってきた現象をまとめるとこんな感じです。
ディレイタイムの設定 | テンポ | 実際のディレイ間隔 |
---|---|---|
「2nd」(2分音符) | テンポ=81以下 | 4分音符 |
テンポ=40 | 8分音符 | |
「4th.」(付点4分音符) | テンポ=61以下 | 付点8分音符 |
「2nd/3」(1拍と3/1) | テンポ=54以下 | 1拍の2/3 (SWINGの表と同じ) |
「4th」(四分音符) | テンポ=40 | 8分音符 |
の間隔で返ってきました。
というわけで、テンポ=40にしていると、
「2nd」で設定しているより、「4th.」や「2nd/3」の方がゆっくり返ってくるという妙な結果。
私は、エレクトーン以外の機材で、エフェクト類をいじくりまわした経験がそんなに多くないので、詳しい事はわからないのですが…「ディレイってこうゆうモンだよ」って事なんですかね…。不思議です。
ちなみにステージア バージョンは、1.75(最新)です。
しかしこの現象のおかげで
テンポ=80の曲で、「2nd」、「テンポ=40」に設定し 1小節まるまるループ作戦が失敗に終わりました。orz 残念… うーむ
※このブログで書いた方法を試して、何らかの失敗や損害が発生しても、stmは責任を負いかねます。実践される場合は自己責任でお願い致します。
stmのエレクトーン話をもっと聞きたい!!→ナガスエ音楽教室
昔同じ疑問を持たれた先生にコメント付けさせていただいた事がありますので、そちらをご参考になさってください。私の名前からその方のブログのURLにリンクを付けました。
私はハード音源は持っておらずこんな情報があったとは知りませんでした!
これだと、STAGEAの場合の秒数的な境目は、1.48秒前後といったところでしょうか。
結局は「ディレイ」遅らせるためのものですからサンプラーみたいな事しようとしても限界があるのですね。原理的には納得、そうだよな~という感じです…。でも、設定できるパラメータ分、表現されないなら教えといてくれよ~!ですね。
その前に…取説もほとんど読まない、勉強不足な私;
勉強させて頂きました!
早速試させて頂きました!
これは、ページ3、ページ4どちらのディレイも「ドライ/ウェット」の値をW63にする必要があるみたい…ですか!?(違っていたらごめんなさい。W62とかでも実際はほとんど3拍目頭が聞こえないので大丈夫そうですが…)
全音符のディレイの下限はテンポ=82まで
2分音符ディレイの下限はテンポ=41まで下がりました。
重ねがけのため、音質に変化がででしまいますが、使える場面はいろいろありそうですね♪