▽血統徒然△

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血統界隈の困った人たち

2004年07月23日 | Weblog
自分も血統萌えのヲタクであるわけだが。萌えの由縁については考えたくない。血統表が嗜好品であるというある種の変わった性癖を持つ人種なのだから。自分はニフティサーヴの時代からネットで血統に関する妄想を書き散らしてきたのだが、自分のことを棚において申し上げると血統ヲタクは明らかに人格の歪みが著しい人が多い。たかだか馬の血統と思う無かれ、持論を否定されると命がけで抗論する輩が結構いるのだ。彼らは馬産家でも馬主でもないのに何を必死なのだろうといつも思う。血統ヲタクにも何パターンかあって、学究肌の人が趣味とやっているパターンが一番、中身のある立派な議論をしている。彼らは血統表から想起されるドラマへの想像力が優れており、血統界隈で尊敬できる人たちというのは、皆この範疇に入る人たちである。

困ったのは、自分の血統観を己のアイデンティティにしている奴らだ。彼らは自意識過剰で血統の奥義は自分が有していると(本当に)信じている奴らである。彼らは己のすばらしさを啓蒙したくてたまらないのだが、そういう自意識過剰人間が発するサイトは大抵デザイン的に劣悪で、論理的に筋の通っていない文章が満載である。当然読者も少ない。

で、彼らはよその場所に自己顕示の為にやってくるのである。唖然とする筆力で議論の流れ無視で持論を蕩々と述べる。恐ろしいエネルギーである。彼らは気がつくと自己陶酔が故に「血統を商売にしている」らしい。らしいというのは本当に生活していけるだけの収入があるとはとても思えないからだ。

私も若かりし頃は一介の血統論客のつもりでいたのだが、今となってはその妄想に笑ってしまうしかない。まぁ、まだその妄想に生きている人には「そこまで逝ってしまったんなら、夢が醒めないように祈っているよ」と若干の優越感を持って偉そうに言うしかない。

ネット血統論客で尊敬できる人は、第一に高柳氏、第二に鞘次郎氏、第三に有芝殿下である。あと、ブログが縁で知った数名の人たち・・・

以上キメた上での殴り書きでした。
*特定の個人を誹謗中傷するつもりは毛頭ございませんので、誹謗中傷されたと「思いこんだ」人は、精神病院に逝ってください(笑)