planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

ポケベル終了のお知らせ

2005年04月26日 | (´・ω・`)
ドコモのポケベル(商品名クイックキャスト)は2007年3月でサービス終了というお知らせが掲示された。
1968年7月にサービス開始というから、ほぼ40年。思った以上に古いサービスだったのだねえ。

ポケベルによる高校生のコミュニケーションが盛り上がったのが90年代後半、数字による符丁の交換から、いわゆるポケベル方式かな入力によるカナメッセージを経て、終盤の10年をあっという間に駆け抜けた観がある。

『084-』とか『449415-』とか『96968-』 とか。数字だけでどうして会話ができるのか不思議だったが、あの頃はそういう符号化能力が特化してる高校生が多かったんだろうねえ。
#順に「おはよー」「しょくじいこー」「くるくるぱー」

やがてカナになり携帯メールになり写メールになり、機械の能力が上がって人間に優しくなると、人間側に要求される能力が少なくなって、結果的に思考力が低下してしまうのではないかとか。
いや実際、車で通勤してると足腰が弱くなるとか、フレックス勤務だと朝に弱くなるとかあるじゃん。
読解能力も然りで、行間を読んだりコンテキストで判断したりする能力は、ここ十年でかなり落ちてるんじゃないかと思うが、どうだろうか。

青年よ町を捨て書にこもろう、とまでは言わないけどさ。
コメント (2)
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イエスの古文書

2005年04月26日 | (´・ω・`)
なんとなく本屋で目に留まったアーヴィング・ウォーレス「イエスの古文書(上・下)」を購入。帯にはダン・ブラウンを遡ること30年前に上梓された歴史ミステリ、とある。
が、なんかもう上巻の途中で読むのが辛くなってしまった。
聖書に連なる古写本やアラム語などのトリビアは素晴らしいのかも知れないが、ストーリーに山場を作るための無理な展開が多すぎる。
以下ちょっとネタバレを含むので読む予定の人は飛ばして下され。



例えば、完全極秘に進めているプロジェクトの要になる写真やドラフト訳が、極めて厳重な体制で管理されているにも関わらず、主人公が帰ってホテルで読もうと職場の外に持ち出してしまう。挙句、その鞄を抱えて散歩するという暴挙に出て、案の定強奪されかけてしまう。
あんた、いくら70年代の本だからって、そこまでリスク管理を怠るような奴に極秘プロジェクトの中枢に参画させるバカは居ないだろうよ。

今まで手にしたことが無かった作家の本だったのだが、うーん。薀蓄レベルの深い志茂田景樹みたいなものじゃないのだろうか、という懸念が。
最後まで読まない人間に、その書籍を語る資格は無いとは思うのだが、とりあえず上巻1/2まで読んで「ここまで読んだ」ということで。
多分続きに手を付けるには、もう少し冷却期間を置かないといけないような感じだ。
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