水星の近日点移動の観測値とニュートン力学の計算値との差、
100年間に43秒(1度の3600分の43)
を一般相対性理論で説明出来る
注1)近日点は惑星の公転軌道(楕円)の太陽に最も近づく点で長い年月の間に位置を変える
注2)水星の近日点移動観測値は100年で574~575秒、ニュートン力学計算値は532秒。575-532=43秒
注3)1度=60分×60秒
注4)一般相対性理論による重力作用は厳密には距離の逆2乗とはならない。
例えばシュヴァルツシルト解では距離の逆4乗に比例した付加的な引力が働く。
この効果により近(日)点移動がずれる
注5)水星の近日点移動がニュートン理論からずれるのは一般相対性理論では太陽に近い所では空間が歪んでいるためとされる