お気に入りのアルバムを紹介します。
スティーブ・コールマンの'86年のアルバム
ワールド・エクステンション
まだ若かりし頃のアルバム
リーダ作としては第3作目
クロスオーバーやフュージョン全盛の頃に
新伝承派の新鋭として頭角をあらす。
確固たる信念と卓越したテクニック、そして千変万化するメロディー
今聞いても新鮮である。
このアルバムは8ビートを基調としポップな曲で構成されているが
その根底にあるのはジャズそのもの
複雑にうねるコールマンのフレーズはまさにジャズの王道を行く。
メンバーもすばらしい。女性陣がとくにすばらしい。
カサンドラ・ウィルソンのボーカルやジェリ・アレンのキーボードもよいが、
なかでもDKダイソンはとくにすばらしい。
パンチの効いたセクシーなボーカルがこのアルバムを華やかにしている。
ジャケットの柔道着をきたコールマンは
一本スジの入った気迫を感じる。