







昨日は、じいちゃんが大変だったので、帰宅時間が遅くなってしまいました

こういうときは、玄関を開けると扉のすぐ前までハコが来ているから、用心してそっと開けました

案の定、足元にハコがいたので、ドアの隙間から片足を入れながら中に入ろうとしたら・・・
いつもは、リビングの方に戻っていくハコが、どうしたことか戻ったふりをしてダッシュで隙間から外に出ていってしまいました

「ハコ~



これで、2度目だ・・・。
1回目は、ずいぶん前のことだけど、朝、とうちゃんがリビングのシャッターを開けているときに、足元からするっと外に。
「ハコが逃げた!!」と、顔面蒼白のとうちゃんにたたき起こされて・・・
庭を探検中だったハコを二人で挟み撃ちにして、外からリビングに追い込んだということがあったなぁ

外に出ると、ハコは目つきが変わる・・・。呼んでも、「お前は誰だ?」っていう視線を送る


そうだった!思い起こせば、ハコはずっと外で暮らしていたんだった


ハコもすごい猫だと思う。・・・だって、「今日から外に出たらだめだよ。」って言った日から、外に出なくなったから。




昼間は、独りで気楽に外で過ごしていた。そんな生活が2ヶ月ほど続いた後・・・
ハコが近所の人に迷惑をかけてしまったようで・・・(猫アレルギー?猫嫌い?で、駐車場に入ってこられるのが嫌だそうで)
「何とか、なりませんか?」と相談されて・・・。
ハコが慣れてきたら家の中に入れるつもりではいたんだけど、まだ早いかなぁと思っていた頃だったので、またまたどうしたものかと悩んだんだけど、
とりあえず、「外にいたら、嫌だって思う人もいるから、うちの子になる?」「うちの子になるってことは、もう、外に自由に行けないけど、どうする?」
って、聞いてみた!! もちろん、本気で猫に言葉が通じるとは思っていなかったけど

その日の夜だったと思う。いつものように外に出ようと玄関の方に向かって行って、「開けろ~」って鳴いたときに、そんな話をしてみた。
ハコは、神妙に私の顔を見ていた。私は、続けた。
「子猫たちのことは、責任もって面倒みるよ。ハコは、どうする? ずっと野良でいる? 外なら自由だけど、もうご飯はあげられないよ。」
「それとも、うちの子になる? うちの子になったら、食べるものに不自由はしないけど、外に行けないよ。」「ハコが決めて。」
って。そしたら、ハコは黙って、てこてことリビングの方に戻って行った・・・。
「うちの子になるのね? じゃあ、今日から外に出たらだめだよ。」って言い聞かせてみた。





・・・この日から、少~しずつ飼い猫らしくなってきました


外に行っちゃったあと・・・
テヌーとくぅにゃんが出て行かないように、リビングの戸を閉めておいて、玄関を開けておくと、
しばらくしてとうちゃんが帰ってきた!!
「ハコ、逃げた・・・。」と告げると、庭のほうを見て、「いた!!」と、とうちゃん。
「あれ? ハコ? 縮んだ?」と、とうちゃん。「そんなバカな。」
「あっ。 違う!! ハコじゃない!!」 「えっ?」 「違う猫がいる!!」
庭をのぞいてみると、小さめのサビ猫がハコに追いかけられておろおろしていた。
逃げ場を失ったチビちゃんは、私の足の横をすり抜けて公園の方にダッシュしていった。残ったハコは・・・
ハシャーって言いながら、家の周りをぐるぐる・・・。もう、いいや。そのうち帰ってくるでしょ・・・。と、知らん顔していたら、
とうちゃんが懐中電灯をもって外に出てきた。また、挟み撃ち作戦?と思っていたら、何か玄関の方に黒い塊が行ったような?
気づいたら、家の中の階段の上にハコがいた


外に、知らないコがいて、気になっちゃったんだね。いいよ。何事も無く帰ってきたんだからね


今度、リード買ってあげるから、一緒に外に行こうね
