猫免疫不全ウィルス抗体検査で陽性反応がでたことは、とてもショックだった。
猫白血病ウィルス抗原の方は、陰性でよかったんだけど・・・。
次に、「どうして、とこちゃんに?」という疑問がわいた。
まだ小さいのに・・・。
ウィルスを持っている猫に咬まれると感染すると説明にあったけど、
いつ咬まれたんだろう?
そもそも、どこから来たんだろう?
特別な治療法がないということもショックだった。
今できることは、風邪をひかせないことやストレスを与えないこと。
他の猫たちとも接触しないようにすること。それだけ・・・。
そんなとこちゃんだけど、ばあちゃんにとっては、生きる活力を与えてくれる可愛いコだった。
86歳のばあちゃんは、とこちゃんを飼うことをためらっていた。
自分があとどれだけ生きられるかわからないのに、
子猫の面倒をみられるわけないと思ったから。
だけど、それは、とこちゃんが決めた。
「わたし、ここがいい。」って、ばあちゃんの膝にのって。
前世はタウだったんじゃない?って思うぐらいばあちゃんを慕っている。
ばあちゃんも、とこちゃんが長く生きられないかもしれないと知って、
とこちゃんの最期をみられるくらい長生きしようと心に誓ったみたい。
こうして、とこちゃんとばあちゃんの新しい生活が始まった。
とこちゃんのためにがんばるばあちゃんと、ばあちゃんにべったり寄り添っていくとこちゃん。
なかなかいいコンビだと思う。
・・・それにしても、可愛いそう思うのは、私だけだろうか?
私も、とこちゃんとばあちゃんのために、できる限りのことをしたいと思う。がんばれ~!! とこちゃん!!