1年前から楽しみにしていた「スイスの旅」が実現した。ツアーで行くか、10年前のように個人で行くか迷ったがやはり自由のきく個人旅行で行くことに決まった。今回は英語担当のMがいないのでちょっと心配なんだけど。無職の3人は5月31日~6月15日、現役の2名は6月5日から合流する。
でも、準備するのは私だよね?スイスエアのチケット予約、ホテルの予約、氷河特急の座席指定とランチetc、なんとか終わって無事出発。カタコト(中学生以下)の英語でよくぞ15日間も旅行できたこと・・・と我ながら思っている。
5/31 成田~チューリッヒ市内・・・行き先の違う電車に乗った
空港からチューリッヒ中央駅へ行く電車に乗るが・・・しばらくすると「変だよね。方向が違くない???」と気がつき次の駅で降りて反対側のホームに移動。チューリッヒ中央駅へ戻ることができた。初日から冷や汗ものでした。
6/1 チューリッヒ~マイエンフェルト~<ハイジの里>~マイエンフェルト~ルツェルン
とっても小さいハイジの家は、藁のベッドや台所などもあってお話の世界。帰りはぶどう畑を過ぎ素敵な家々を見ながら駅まで戻り電車でルツェルンへ。
ルツェルンは駅前を流れる川に白鳥が浮かぶ美しい町。町のシンボルは花で飾られた屋根付き橋の「カペル橋」。両岸にお店が並び夜ともなれば灯りが川面に映えてなんとも美しい。今夜はそんな川岸のレストランでお食事。ちょっと量が多すぎたけど。
6/2 ルツェルン~アルプナハシュタット~ピラトゥス~ルツェルン
アルプナハシュタットから登山電車に乗り、世界一の急勾配を上って展望台へ。あまりの素晴らしい景色にただただ見とれる3人。「コトバがない」とはこういうことなのかな。山頂付近にはまだ雪が積もっていて除雪車がお仕事中。でも、そんなに急いでいるようには見えない。早くやってよ、と言いたい私達でした。
6/3 移動日 ルツェルン~ブリエンツ~ロートホルン往復~ブリエンツ~グリンデルワルト
ブリエンツロートホルン鉄道(汽車ぽっぽ)でロートホルン山頂へ。最初は緑の中を進んでいくが高度が上がると大きな雪渓が現れた。山頂からは遠くの山並みは見えず残念。ブリエンツ駅から電車を乗り継ぎグリンデルワルトへ到着。ここではホテルベルナーホフ6泊。ベランダからはアイガーが正面に見える部屋で3人の元乙女?は大喜び。
駅前にあるホテルベルナーホフは小さいけれど清潔で快適、スタッフも親切。朝食のパンがおいしいし、無料の喫茶ラウンジにはコーヒー、紅茶、ハーブティーがそろっていていつでも自分で入れて飲むことができる。
6/4 ベルン観光
雨なので山はお休み。世界遺産ベルン旧市街をのんびり散策。前にも思ったけど、地下の商店への入り口のドアは何か怪しげな感じがして入りにくい。教会に入ったり、噴水を見たり、チョコレートを買ったりしながら熊公園からバラ公園へ。ここからの眺めは最高です。
6/5 グロッセシャイデック~グリンデルワルト
貸し切り状態の村営バスでグロッセシャイデックへ向かう。このバス、天井の一部がガラス張りで山が良く見えるようになっている。さすが!だね。終点に着いてもだ~れもいない。そして寒い!最初は雪の中を、標高が下がるにつれお花畑の中を歩いていく。素晴らしい景色の中をのんびり歩いてグリンデルワルトの村まで戻る。 19:40 後発組を駅まで迎えに行く。
6/6 ユングフラウヨッホ~クライネシャイデック
ユングフラウヨッホは顔が痛いくらいの吹雪でなにも見えず。アイスパレスなど見てから電車でクライネシャイデックへ下り、ここからグリンデルワルトまでハイキング。・・・とはいえ、けっこう長い道のりだった。
Kaffeeは紙コップで4.20frs
6/7 シルトホルン~トリュンメルバッハの滝~メンリッヒェン~グリンデルワルト
007でおなじみシルトホルンへ向かう。今日は電車の乗換がいっぱいあるけど、切符を買うのもなれて来た。シルトホルン展望台では窓にもコーヒーカップにも007マークがある!大パノラマを堪能した後は、地下を流れ落ちるトリュンメルバッハの滝を見てからメンリッヒェンへ。カフェで優雅なティータイムを楽しんでからグリンデルワルトへ戻る。
6/8 バーレンベルグ野外博物館
広い敷地の中にスイス各地の代表的な建物があり、いくつかの家では実演(レース・チーズ・パン・木工)もしている。園内はアップダウンもあり軽いハイキングくらいにはなる。入園料がスイスカードで半額に。
6/9 グリンデルワルト~ツェルマット 移動日。途中下車2カ所。
最初の途中下車はVisp。歴史を感じさせる地区と新しいショップが並ぶ地区が隣り合ってなかなか魅力的な街です。散策後に公園でランチタイム。みんなそろって「乾杯』。もう一カ所の途中下車はStaldenという駅。電車内の地図に登山鉄道がかいてあったので「降りるよー」との号令で下車。ゴンドラに乗り換えてGsponまで行ってみると予想外の展望!なんだか得した気分だね。そして到着したツェルマット駅はすっかり近代的になっていた。そりゃそうよね、10年前とじゃ変わっていて当たり前。
6/10 スネガ~ゴルナーグラート
急勾配の地下ケーブルであっという間に到着。雲が厚くマッターホルンはちょっぴり顔を見せただけ。午後は登山電車でゴルナーグラートへ向かう。お目当ての「クルムホテル・ゴルナーグラート」各部屋の名前は山の名、部屋番号はその山の標高である。しゃれてるね。マッターホルンビューの部屋にはシャワーも完備されて快適。明日は晴れますように。
6/11 ゴルナーグラート~ツェルマット
我々の願いが通じたのか、今朝は快晴。部屋の窓から朝日に輝くマッターホルンをを眺める・・・なんて幸せ。帰る前に救助犬君と記念撮影。10フランは10年前と変わっていない。帰りは途中下車してハイキングを楽しみまた電車に乗る。スイスならではのスタイルですね。
6/12 シュワルツゼー~トロッケナー シュッテック
午前中はショッピング。午後ゴンドラで向かったシュワルツゼーは雪に埋もれていた。晴れてきたのでもう少し先まで行こうとゴンドラを乗り継ぎ、ひとつ先の駅へ。この先まで行けばイタリア国境なのに残念ながらまだ開通していない。それでも景色は雄大で美しい! 帰りはフーリで途中下車してお花畑の中を散策、またゴンドラで戻った。実は私達「キセル乗車」をしました。何度も「切符を買う」って言ってるのにその度に「売ってないからあっちで買って」と言われ・・・。
6/13 ツェルマット(氷河特急)~クール~チューリッヒ
ツェルマット8:52~クール14:47、所要時間5時間55分。さすが世界一遅い特急列車! 今日は1等車でランチ付きの優雅な列車の旅です。車内で氷河特急名物の傾いたワイングラスを買う。ランチは素敵なレストランカーでいただきました。テーブルの上のグラスは・・・ちょっとだけ傾いたかな ちなみにレストランカーがついているのは2本の電車だけでその他は席でのお食事となる。
6/14 チューリッヒ~成田
空港で荷物を預けるのに4人が重量オーバーでスーツケースの中身を取り出す羽目になる。私はマヨネーズ500g×4本を取り出したが機内持ち込み不可で没収されてしまった。ロビーで待っている時に虹のようなものが見えた。彩雲という珍しい現象(日の光彩られた雲のこと)で名前は知っていたが見たのは初めて。旅の最後を飾ってくれたような気がした。
6/15 帰国
成田国際空港07:30到着。お疲れ様でした。今回は予定と違って全部自分で手配するのでちょっと大変だった。でもインターネットのおかげでホテルや鉄道チケットの予約ができたし、飛行機も事前にWEBチェックインできるとのことで、おそるおそるやってみたら・・・できた。自分でプリントアウトしていけばそれが搭乗券になるなんてね。世の中どんどん進んでいます。おばさんもがんばらなくちゃ。
チケット類 ずっと使っていた鉄道地図
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