しっかりして、わたし

　こわいこわい。ときどき自分のもの忘れのひどさに恐ろしくなることがあります。
今日は今期初めての体操の日。久しぶりに歩いて行こうと、早めに家を出ました。いつものように準備運動からスタート。きげんよく音楽に合わせて１０分ほどしたころ、突然あることを思い出しました。
「麦茶を沸かそうとやかんを火にかけて、そのまま消さずに来ちゃった！」「いやいや、息子が今日はいるから、気がついて止めてくれるだろう」「気がつかなくて吹きこぼれて、ガスが充満したらどうする？」
すぐに息子に電話すれば済む話ですが、早く家を出たくせに、今日はケータイもお財布も持たずに来たのです。道の途中でなにか花が咲いていたら撮ろうなんて、デジカメは持ってきたのに、なんということ！

とりあえず休憩まで体操を続けましたが、変な汗が大量に出て、これじゃあかえって健康によくないでしょうという状態に。体はツーステップ、頭はどうするどうする。結局、お友達に１００円借りて、外の公衆電話から家に電話し、息子に確認しました。さすが家庭警備隊（！）の息子、気がついて止めていてくれました。

家を出た直後、ガス使ってたっけ？と自分に問いかけて、使ってないよねと思ったのですよ。そこがこわーい。日々せまりくる老化の波をどうやって防いだらいいのでしょう。大きな課題です。
売れ残り２０円の花たちだけど元気

　昨日は、昼から雨だったので、珍しいことにチャレンジしました。（新しいことをやってみるというのも
脳を活性化させるので良いらしいですね。）生協で買った甘夏が、マーマレードもできますということだったので、作ってみようと思ったのです。クックパッドで見てみると、甘夏ピールの方がおいしそうで、使えそう。チョコでコーテイングしたら高いお菓子みたいでいいんじゃなーい？と無謀にも作ってみることにしました。

甘夏４個分の皮をきれいに洗って、なべにかけ何度も茹でこぼします。レシピ通りにすると、とこんなに？という程何度もです。砂糖の量もこんなに？という程。でも、どこでどう間違えたのか、写真のようにはなりません。きび砂糖を使ったせいもあって色が茶色になりました。すごい時間とエネルギーをかけ、なんだかよくわからないものが煮え上がりました。恐る恐るかけらを食べてみると、なにやらこれは懐かしい、子どものころ食べたことのある味と香り。その昔、おばあちゃんが、ストーブの上にみかんを置いて、ちょっと焼いて食べていましたが、まさにそれです。

今日はそれを乾燥させているところ。高級お菓子にはなりそうもありませんが、紅茶に入れたりしたらいいかもしれません。膨大な（！）時間とガスとお砂糖を消費して、おばあちゃんの焼きみかんができました。
チャレンジとはそういうもの……。