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その日は、この夏この地で歩く最後の日でした。
新幹線の時間もあるし、歩くかどうか迷ったけど、
”今日を最後にあと1年ほどはこうして歩く事もないのだなあ”
と思ったら、景色を写真におさめたくなって出かけました。
いつものウォーキングの時、私はメイクもしなければ、コンタクトレンズやめがねもしません。
せいぜい、日焼け止めを塗るくらい。
なんとなくだけど、『なんにもしてない自分』で歩いてスッキリしたい、と思っているからです。
景色なんかを見て歩く時、視力も矯正してない方が癒されるかなあ、なんて。
でも、その日は、目的が『景色を写真におさめること』だったので、めがねをかけて出かけました。
所詮はスマートフォンのカメラなんだけど。
期待を裏切る事なく、とても綺麗な朝でした。
”宝満 四王寺 天拝や 山と緑に囲まれた
来木が丘で遊ぶ子の 我らは元気だ 空高い”
急に小学校の校歌を思い出しました。
立ち止まってぐるりと見渡すと、本当にこの地は山に囲まれていて。
そんなこと、これまで意識したこともありませんでした。
滞在中の色んなことが思い出されてきました。
本当は、撮りたいものが撮れたら途中で引き返すつもりでしたが、
”せっかくだから、もう少し歩こう”
と思って、歩き出しました。
川まで来た時に、『肉食っぽい花』のことを思い出しました。
”あの花ってさ、肉食っぽいよね。多分、夏の花と思うけど”
私はその時、眼鏡をかけてなくて、よく見えないなあ、と思いながら通り過ぎました。
今朝の私の目は眼鏡のお陰でよく見えている。
私は『肉食っぽい花』まで歩く事にしました。
”ああ、こんな花だったんだ。あの時見えてたら…”
見えないながらに私が想像していた花とは少し違いました。
すれ違う度に挨拶してくれる人たちの顔も、すごく笑顔で挨拶してくれていたことに気づきました。
先日、傘を貸してくれたおじさんにも気づく事ができました。
”視力を矯正して歩くのも悪くないなあ”
なんて、今さら思いながら。
私の視力は本当に低いので、眼鏡をかけていないと、隣を歩く人の表情も見落としていたかもしれない。
神社まで来ました。
”この前は、お参りした後に土砂降りに合っちゃってびっくりしたなあ。
せっかくお参りしたのに、帽子を取らずに祈願しちゃって。
今度はちゃんと”
って、前回お参りした事を思い出しながら改めて祈願しました。
でも、薄暗い階段を上るのは怖かったから、階段の下から。
私の願い事が届くといいなあ、とこれを書いている今もそう思います。
今回、最初に歩いたのは30日。
この地が持っているエネルギーを存分にいただいて吸収して帰ろう!!
って思っていました。
それを実感したのは、この最終日。
大切な友だちと会って、
自然に触れて、
ギリギリで読んだ本に影響を受けて…
それらが全部つながって、
よく見える目で周りを見渡した時、
その瞬間に郷里のすべてのものにエネルギーをもらっている、そんな気分になりました。
新幹線の時間もあるし、歩くかどうか迷ったけど、
”今日を最後にあと1年ほどはこうして歩く事もないのだなあ”
と思ったら、景色を写真におさめたくなって出かけました。
いつものウォーキングの時、私はメイクもしなければ、コンタクトレンズやめがねもしません。
せいぜい、日焼け止めを塗るくらい。
なんとなくだけど、『なんにもしてない自分』で歩いてスッキリしたい、と思っているからです。
景色なんかを見て歩く時、視力も矯正してない方が癒されるかなあ、なんて。
でも、その日は、目的が『景色を写真におさめること』だったので、めがねをかけて出かけました。
所詮はスマートフォンのカメラなんだけど。
期待を裏切る事なく、とても綺麗な朝でした。
”宝満 四王寺 天拝や 山と緑に囲まれた
来木が丘で遊ぶ子の 我らは元気だ 空高い”
急に小学校の校歌を思い出しました。
立ち止まってぐるりと見渡すと、本当にこの地は山に囲まれていて。
そんなこと、これまで意識したこともありませんでした。
滞在中の色んなことが思い出されてきました。
本当は、撮りたいものが撮れたら途中で引き返すつもりでしたが、
”せっかくだから、もう少し歩こう”
と思って、歩き出しました。
川まで来た時に、『肉食っぽい花』のことを思い出しました。
”あの花ってさ、肉食っぽいよね。多分、夏の花と思うけど”
私はその時、眼鏡をかけてなくて、よく見えないなあ、と思いながら通り過ぎました。
今朝の私の目は眼鏡のお陰でよく見えている。
私は『肉食っぽい花』まで歩く事にしました。
”ああ、こんな花だったんだ。あの時見えてたら…”
見えないながらに私が想像していた花とは少し違いました。
すれ違う度に挨拶してくれる人たちの顔も、すごく笑顔で挨拶してくれていたことに気づきました。
先日、傘を貸してくれたおじさんにも気づく事ができました。
”視力を矯正して歩くのも悪くないなあ”
なんて、今さら思いながら。
私の視力は本当に低いので、眼鏡をかけていないと、隣を歩く人の表情も見落としていたかもしれない。
神社まで来ました。
”この前は、お参りした後に土砂降りに合っちゃってびっくりしたなあ。
せっかくお参りしたのに、帽子を取らずに祈願しちゃって。
今度はちゃんと”
って、前回お参りした事を思い出しながら改めて祈願しました。
でも、薄暗い階段を上るのは怖かったから、階段の下から。
私の願い事が届くといいなあ、とこれを書いている今もそう思います。
今回、最初に歩いたのは30日。
この地が持っているエネルギーを存分にいただいて吸収して帰ろう!!
って思っていました。
それを実感したのは、この最終日。
大切な友だちと会って、
自然に触れて、
ギリギリで読んだ本に影響を受けて…
それらが全部つながって、
よく見える目で周りを見渡した時、
その瞬間に郷里のすべてのものにエネルギーをもらっている、そんな気分になりました。