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ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】パトリオット・デイ(鑑賞記録棚卸262)…映画としてのバランスが若干気になった

2023-09-14 22:25:58 | 映画
本日は、2023年9月14日(木曜日)です。
今週に入ってからは、妻が風邪症状
パソコン🖥のある部屋に妻が寝ていたため、ブログ更新がまたもや出来ずにいました💦
で、久しぶりの更新。



以下は、映画鑑賞記録(棚卸262)です



「パトリオット・デイ」🏃
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン
制作年:2016年
制作国:アメリカ合衆国
原題:Patriots Day



かつて入会していた「TSUTAYA DISCAS」から「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」と一緒に届いた1本で、6年弱前💦💦💦💦💦💦の2017年11月23日(木曜日・勤労感謝の日)(多分、日本語吹替版で)鑑賞(DVD)。
その後、2023年8月20日(月曜日) の夜までに「TELASA」日本語吹替版で再鑑賞しました。



概要
2013年にに発生した“ボストンマラソン爆弾テロ事件”を元にケイシー・シャーマン著「ボストン・ストロング」の映画化。
2013年4月15日のパトリオット・デイに開催されるボストンマラソンの日、警備にあたっていたボストン市警察殺人課刑事のトミー・サンダース(マーク・ウォールバーグ)の目の前で爆弾テロ事件が発生する。



感想
「ローン・サバイバー」「バーニング・オーシャン」と同じく、ピーター・バーグ監督、マーク・ウォールバーグ主演の実話ベース映画。
他2作とよく似た感じの作りの映画…実話ベースだけど、脚色はそれなりにしているという感じのもの。
そういえば、同じ組み合わせでのこのパターンの実話ベース映画、当時はトントントンと作られたのに、ここ最近はないですね。
飽きられたのか、上手くいかなかったのか
最新作は、フィクション原作のアクションコメディ映画「スペンサー・コンフィデンシャル」だから、実話ベースを作れない、もしくは作らない事情が発生したんでしょうね。

さて、前述したように実話ベースだけど、脚色はそれなりに普通に娯楽作品なこれですが、マーク・ウォールバーグの演技とか風貌がリアリティを損ね、話を嘘くさくしている部分もあるかな。
マーク・ウォールバーグは、面白い映画によく出てくる嫌いじゃない俳優なんだけど、実話ベースとかノンフィクションには向いていない俳優なのかも知れません。

あと、この映画は、テロの被害者や、その後犠牲になる警官、各種捜査機関の各位、犯人と家族、人質になった中国人青年を順番に描いていく群像劇の体裁をとっているんだけど、結局マーク・ウォールバーグが目立つ変なバランスなのも気になります。

前半は、ドキュメンタリー風味、群像劇描写強め…
マーク・ウォールバーグも、そこまでヒロイックでもなく、一警官として捜査に参加して、現場に詳しいから監視カメラの位置とか知り尽くしてて、その能力をFBIに提供して、犯人特定に協力する地味目な役割。
家族=ミシェル・モナハンがテロに巻き込まれるかもしれないタイミングで現場に来るも、そこまで危険じゃない時間帯で退場したり、リアル路線を意識。

実話ベースに、脚色しすぎるわけにもいかず、(テロが起こった以外は)割と普通の状況を、なにかおこりそうな雰囲気で描いてるんよね。
…で、結局そこまでのことは起こらない

後半、ドンパチ中心でアクション作品風味が強くなり、マーク・ウォールバーグもいつもの感じに。
犯人とは、追跡劇後からの結構な銃撃戦。
犯人は2人しかおらず、その時点では人質もいないのに、割と警察が苦戦する派手なドンパチ。
史実も本当に、あんな感じの銃撃戦だったんかなぁ(若干怪しいと思ってます。)

トータルで、
なんとなく、まとまり、締まりに欠ける映画。
社会派というには、娯楽要素を盛り込まれすぎて。
逆に娯楽作というには、展開がそうでもない
(仕方ないんだけど)
最後には、実際の映像とかインタビューも被せられ、何を観せたいのかよくわかんない
キャラクター達の視点も、
「テロに立ち向かった人たち」に絞られた訳でもなく「ムスリムの哲学・宗教観にも是がある」と、絞り切れておらず。ついでに「金持ち中国人ボンボンのアメリカでの生き方」にまで是があると…
その他、愛云々の対比等々説教くさい

そういう映画です。


これ観ていて気になるのは…
いずれにせよアメリカは余裕がある国
テロ被害さえも励みにするとか、
アメリカの911陰謀説をも唱えてテロするとか、
余裕があるから余計なこと考えるみたいな、トータルで幸せな世界観。
(もちろん日本も似たような者だけど)
…真面目に生きている中東のムスリムが見たら、この映画で腹立てるんじゃ無いかと思う内容なんよね。
なのに、ごく社会派の問題定義映画というつもりでいる…そのあたり大丈夫なんかな。
なんか正論と違う感は否めず
(文章が下手で、私の言いたいことが伝わっているかどうか不安だけど、まぁいいや)


出演者は、
いかにもマーク・ウォールバーグらしい刑事役にマーク・ウォールバーグ
いかにもケヴィン・ベーコンっぽいFBI捜査官にケヴィン・ベーコン
ジョン・グッドマンも、J・K・シモンズも、ミシェル・モナハンも同様。

他に目立ってたのは、中国人役のジミー・O・ヤン
前の記事「モンキー・キング」の主役声優だった方。
…彼の俳優としての能力はさておき、なんか白人が想像するいかにもな中国人顔に、若干の悪意を読み取る配役でもありました。

犯人は「オールド」にも出ていたアレックス・ウルフが出てて…
あとは、あんまり知らない方々が配役
(まぁ十分有名な方々が出ている映画ですけど)


点数は(2017年の草稿によれば)4点(5点満点中)
2023年現在基準だと3点かな。
ただ、2回目の鑑賞にも関わらず退屈せず観れる映画でもあったんだけどね
…多分、このテーマを脚色しまくったフィクションにすれば素直に面白い映画になったような気もします。



では、このあたりで



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