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ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】カウボーイ & エイリアン(ブログ投稿2回目)…ジョン・ファヴローは“それなり”の映画を作ることができる職人

2021-01-23 23:10:23 | 映画
本日、2021年1月23日(土曜日)、2度目の投稿。
1度目はこちら
映画鑑賞記録です



「カウボーイ & エイリアン」🐎
監督 :ジョン・ファヴロー
出演 :ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード、オリヴィア・ワイルド
制作年:2011年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Cowboys & Aliens

2020年12月12日(土曜日)にNHK BSプレミアムで、ロングバージョン版がノーカット放送されたものを録画。
2021年1月10日(日曜日)の午前中、9:30過ぎごろまでにかけて鑑賞しました。



概要
グラフィックノベル「カウボーイ & エイリアン」の実写映画化作品。
南北戦争後、西部開拓時代のアメリカ。荒野である男(ダニエル・クレイグ)が目を覚ます。男は記憶を失っており、また左腕には奇妙な金属の腕輪が嵌っており取り外すことができなかった。そこに馬に乗った数人の男たちが通りかかり、腕輪の男は襲われるが、これをあっという間に返り討ちにし、衣服と馬、拳銃を奪ってある街にたどり着く。街で適当な家に忍び込むが、そこの住人であるミーチャム牧師(クランシー・ブラウン)に見つかる。牧師は男が怪我をしていることを知り治療を施し、街の寂れた現状を話していたころ、酒場で発砲の騒ぎが起こる。騒ぎを起こした街の有力者の息子パーシー・ダラーハイド(ポール・ダノ)は、腕輪の男にも絡むが、逆に殴り倒されてしまう。
その頃、パーシーの父親ウッドロー・ダラーハイド大佐(ハリソン・フォード)の牛を管理していたカウボーイの男たちのうち一人が席を外した直後、背後で爆発が起こり川に落ちてしまう。川から上がるとそこには仲間達と牛の焼死体が残されていた。



感想
当ブログでは、2度目の記事アップとなる映画。
1回目はこちら
前回は、TSUTAYA DISCASでレンタルして9年弱前の2012年5月20日(日曜日)の深夜に鑑賞。
今回の最鑑賞は「ロングバージョン」、前回もTSUTAYA DISCASの記録によれば「未体験ロングバージョン」とのことなので、同じバージョンを観たんだと思われます。ロングじゃない劇場公開版は観た事がないということです。

で、その初回鑑賞の数か月後、2012年12月24日(月曜日・振替休日)にブログ記事をアップしたのですが、その際は例によって「あまり記憶にない」という感想になっているし、概ね要約すれば…

「アイアンマン」ジョン・ファヴロー監督、ダニエル・クレイグハリソン・フォードを中心に鯔背なおっさん達が集合する映画に期待…するも、期待ほどではなかった
と、評しております。

で、今回の鑑賞は…「アイアンマン」から連なる期待云々を抜きにして、フラットに観れたと思うのですが…


1.名優各位を集めてトンチキな映画を作っている

「西部劇」のフォーマットに宇宙人を敵役で持ち込んでいるのがこの映画。
名優各位は「西部劇」を成り立てるために本気で演技。
一方、宇宙人側の設定といえば…
「敵の宇宙人、すでに文明やそれなりの武器を持った地球人を舐めて相手にしている割には、そんなに無敵感もなく、普通に倒せる…この宇宙人、うっかり100年後とかに来ていたら、人類の圧勝だったのではと思わされる程度😅」
「味方の宇宙人、敵の宇宙人より無敵感あり…人間の姿になれる、炎🔥に焼かれると復活等…なのに、敵の宇宙人に滅ぼされるとかしたらしい😅」
「敵の宇宙人の手持ち武器の機能一つで、(弱点を突かれたとはいえ)宇宙船が木っ端微塵になるというご都合だか、バカだかな設定」
「彼らの目的は希少な金で、人間を攫っていた理由はよくわからない
等々、雑なものばかり😅

まぁ、敵宇宙人は、金なんかを取りに来ている程度なので、宇宙でも単なるゴロツキ集団だったのかも知れませんね。

2011年当時の映画界のトレンドがどうだったのかはイマイチピンときていませんが、こういうタイプの、良くも悪くもIQ低め娯楽映画にお金が出せた時期なんだなと。
…宇宙人の設定以外は、割とちゃんとした映画なんよね
ダニエル・クレイグ
ハリソン・フォード
サム・ロックウェル
ポール・ダノ
という名優たちの傷にはならない程度に、それなりにちゃんとした良くできた映画にはなっています


2.ジョン・ファヴローは西部劇好きなんだね

現在、私が「Disney+」で観ていた、ジョン・ファヴロー制作総指揮の「マンダロリアン」も「スター・ウォーズ」世界を舞台にした西部劇。
「マンダロリアン」のWikipediaに書いてある情報では、ジャンルもスペース・ウェスタンとのこと。

「カウボーイ & エイリアン」は、前回観た時から、淡々と話はキッチリ進むんだけど、盛り上がりに欠けると感じていた映画でしたが、この感じも、古き良き「西部劇」のテンポをリスペクトした結果なのかも知れません

なので、結局よくわからない宇宙人も、全く説明されない海からも川からも離れた荒野の中に逆さ向いた客船があったことも、ジョン・ファヴローにとっては、正直どうでもよくて
この当時に企画が通る範疇の脚本で、西部劇づくりがしたかっただけなののかも知れません。
(許されるのなら普通の西部劇が作りたかったのかもね
サム・ロックウェルの医者でバーのマスターが嫁さん思いで、助けるために成長、最後は活躍とか…
牧師のキャラとか、保安官のキャラとか…
ハリソン・フォードが、子供エアベンダーに、かつて瀕死の仲間を介錯したナイフ🗡を譲渡する場面とか…
ハリソン・フォードと、腹心のネイティブアメリカンの青年の親子以上の関係とか…
主人公がピンチの時に、良い感じで現れるハリソン・フォードととか…
ハリソン・フォードと、アパッチの酋長が分かり合うところとか…
ハリソン・フォードのバカ息子ポール・ダノが成長するところとか…
そういう西部劇っぽいのが、映画の主体のようです。

…あと、この映画、随分とハリソン・フォードに肩入れしてますね。
上記のように、西部劇風の美味しいところの多くはハリソン・フォードです😅


3.前回記事での疑問

前回記事での疑問
ハリソン・フォードが…
「最近スタジオの身売りと共に話題になった新三部作には出てくれるんだろうか
についてですが、出てくれました特に1本目にはガッツリね


4.この映画ではオリヴィア・ワイルドが随分綺麗

出る映画によって微妙だったりするオリヴィア・ワイルドですが、この映画の彼女はかなり良い感じです
ジョン・ファヴローは、女優を綺麗に魅せるのも得意な監督なのかも知れませんね
…グウィネス・パルトロウも「アイアンマン」が一番綺麗やし
…クリステン・スチュワートも「ザスーラ」が一番綺麗やし

逆に、ちょっと前に観た「リチャード・ジュエル」でのオリヴィア・ワイルドは、ちょっとキショイ感じも。


という感じで、まぁまぁ高評価ポイントもあるような無いような映画😅

他の記事にも書いたのですが、ジョン・ファヴローって、
「そこまで深くもないサブカルマニアかつ、依頼請負職人監督」で、
それなりに、きちんとした映画づくりができる実力者
それなりに、自分なりのカラーも持っている…でも、そのカラーは地味目
(…なんかね、描きたいものが必ず画角の真ん中にあって、わかりやすくて、故に没個性にも思えるというか…でもブレスレット状の武器構えるシーンとかは「お!ファブローっぽい」とか思うんよね。)
素材の美味しさに左右されてしまうような感じもあるかな…その点では「カウボーイ & エイリアン」のメイン素材は、私のような現代人()好みではなく、故にイマイチと感じたのかも知れません😅


点数は4点(5点満点中)
前回鑑賞時記事の点数から“弱”を取らせていただきました



(当ブログ内の関連記事)

2012年12月24日 【映画】カウボーイ & エイリアン…ジョン・ファヴローは凡才らしい



では、このあたりで



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