本日は、2024年1月6日(土曜日)です。
風邪気味です
昨日、仕事に行って、また三連休なのは嬉しいですが、休みが明けてからのお仕事が恐怖です
(同日23:12追記:結局家から一歩も出ず…「Prime Video」で「M3GAN ミーガン」、「Netflix」で「恋はデジャ・ブ」…他HDD内の録画番組を少々消化…後はくっちゃねの1日になりました。正月休みとなんら変わりません…妻は発熱するし、私も万全では無かったので仕方ないところもあるのですが)
以下は、映画鑑賞記録
「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」🦉🧸
監督 :ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー
出演 :クリス・パイン、ミシェル・ロドリゲス、レゲ=ジャン・ペイジ
制作年:2023年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸/カナダ🇨🇦
原題 :Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves
2023年12月21日(木曜日)の夜までに「Netflix」日本語吹替版で鑑賞しました。
概要
テーブルトークロールプレイングゲーム(以下TRPG)「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(以下D&D)の世界観を元にした映画。(過去にあった「ダンジョン&ドラゴン」シリーズのリブートなんかな?)
吟遊詩人エドガン・ダーヴィス(クリス・パイン)は、秘密組織ハーパーズに所属し平和に尽くしていた。しかしその活動柄恨みを買い、エドガンが留守の間に家族が襲撃され妻が殺されてしまうが、妻の機転で娘のキーラ・ダーヴィス(クロエ・コールマン)は生き残る。失意からハーパーを辞めたエドガンは、相棒でウスガルド・エルク族を追放された女戦士ホルガ・キルゴア(ミシェル・ロドリゲス)と共にキーラを育て、生活のためローグのフォージ・フィッツウィリアム(ヒュー・グラント)、ハーフエルフの魔法使いサイモン・アウマー(ジャスティス・スミス)らと共に、人を傷つけず金持ちだけをターゲットにするルールの盗賊団となる。ある日ウィザードのソフィーナ(デイジー・ヘッド)にかつて所属したハーパーズの拠点からの盗みを依頼された仕事に“蘇りの石板”があることを知り、妻を生き返らせたいエドガンは、キーラを家に残しコリン砦での仕事に向かうが、脱出の際にソフィーナが使った時間停止の魔法に巻き込まれ、エドガンとホルガは投獄されてしまう。
感想
高校生の頃からTRPG版の「D&D」のファン&プレイヤー&マスターだった私。
当時からバカ高かったゲームのセットをいくつも買い、関連小説も…面白かったのは「ドラゴンランス戦記」と「アイスウィンド・サーガ」シリーズ…買って読んで…という生活に人生の前半は費やしていました💦
キャラクター生成ができるゲームでは、白人顔に肌は黒くし髪は銀髪に近づけ、極力「アイスウィンド・サーガ」の主人公で、善良な心を持つダークエルフ“ドリッズト・ドゥアーデン”に近づけることを毎回やっております(あんまりうまくはいかないですが)
そのような私なので、この映画を観ることは必須(映画館に行くほどではないけど)。
前の「ダンジョン&ドラゴン」シリーズ3本の映画も、面白くなーいとか言いながら観ていて、今回も期待は少なめにもかかわらず、配信が開始されたのですぐに観ることにいたしました。
まぁ…結果、前の3本みたいにクソ映画ではなかったし、キャストも映像も遥かに豪華になっていたんだけど今回の「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」も…そこまで面白くはなかったかな。
変なコメディタッチ…は、世界観構成の難しさを誤魔化す手法に思えたし
設定も展開も月並み。
裏切られた仲間と、それと結託した邪悪なウィザード…ボスはリッチなんかな(?)と戦う話。
シナリオクリアではなく、結局平和を守る英雄活動に至る感じ。
TRPG「D&D」の良さは、結局あんまり再現されず、その部品が散りばめられただけ…という感覚の映画でした。
鑑賞の後で舞台が「アイスウィンド・サーガ」や「ムーンシェイ・サーガ」等と同じ“フォーゴトン・レルム”だと知るんだけど、フォーゴトン・レルムって、ドラゴンの顔の種族とか、鳥の種族とか、獣の顔の種族とか、そもそも黒人がこの舞台の地域にいたっけ…と思わされ、なんか違う感は大きくあります。
最初に投獄されていて、裁判のあった場所は「アイスウィンド・サーガ」の舞台“アイスウィンド・デイル”らしく、主人公の相棒ミシェル・ロドリゲス演じるバーバリアンもアイスウィンド・デイルの蛮族名にあった“エルク族”🦌の戦士らしいですが、そのバックグラウンド等が語られる訳でもありません。
記号としての“D&D”や“フォーゴトン・レルム”は一応散りばめられており、
ドルイドの女性が変身するオウルベア
死者に三つだけ話を聞ける魔法も、なんか朧げに記憶にあるような…
(あの件は面白かった)
意を決して“アンダーダーク”に入っていった割には、さらっと抜けて(小説読んでいる限りは、地上の人間が入っていって簡単に生きて帰れるような場所でもなさそうだったのに)、アンダーダークをさらっとかわした一行なのに、地上の城潜入に苦戦&いろいろ頑張る展開(映画的にはここからがメイン)
“ゼラチナス・キューブ”と“ディスプレイサー・ビースト”が登場。
ディスプレイサー・ビーストは、D&D以外では、「宇宙船ビーグル号の冒険」のクアール(こちらが元ネタらしい)と、「ダーティ・ペア」に出てくるムギです。
このあたり、小手先で“D&D”雰囲気を使った感は否めないかな。
このような、オリジナル脚本ではなく、小説作品の映像化に挑んで欲しい気もありますが、ポリコレ全盛のアメリカ映画界において「ドラゴンランス戦記」や「ダークエルフ物語」の世界観が壊されるのも嫌ですね…となると今回の映画みたいなものが最適解なんかな
(「ドラゴンランス戦記」、キャラモンとレイストリンは、クリス・ヘムズワースと、トム・ヒドルストンで…みたいな感じでキャスティング考えた文章をダラダラ書こうと思ったけど、バカっぽいので自粛💦)
キャスティングは…
前述したようにD&D映画としては、初の知っている俳優さんたちによるキャスト
クリス・パインは、まぁ順当
ミシェル・ロドリゲスは、やっぱりバーバリアン顔だった件
ドルイドでティーフリングな彼女…ソフィア・リリスは、知らない人でしたが、まぁ雰囲気
ハーフエルフの魔術師役のジャスティス・スミスは、もちろん彼が悪い訳ではないのですが、中世ヨーロッパ系の世界観にアフリカ系の顔が普通に入ってくると違和感(差別ではありません、東洋系でも同様に感じます)。
いかにファンタジーなフィクションであれど、原作の世界観というものがあります。
パラディン役のレゲ=ジャン・ペイジも同様。
この方は、今後伸びてくるんじゃないかと思っていて、買っている俳優さん
できれば、ブラックパンサーを引き継いで欲しかったとも思っていた方ですが、そこはまぁ、マーベルがああいう判断してしまったんで、どうしようもありません。
ブラッドリー・クーパーは、なんだったんですかね
ヒュー・グラントは…
最近、こんな感じのコメディ詐欺師の役ばっかりな気がします。
ハマり役で上手いキャスティングでした
点数は3点(5点満点中)です。
D&Dに思い入れのない方からすれば、題材が悪いと思ってしまう。
D&Dに思い入れがある側からすれば、今後はもっとなんとかして欲しい。
…そういう塩梅の映画です。
…もちろん旧3作品よりは断然良いです。
(当ブログ内の関連記事)
2007年04月14日 ダンジョン&ドラゴン2…もちろん裏切られましたよ
2015年10月26日 【映画】ダンジョン&ドラゴン3 太陽の騎士団と暗黒の書(の記事をやっつけた)
では、今日はこのあたりで
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風邪気味です
昨日、仕事に行って、また三連休なのは嬉しいですが、休みが明けてからのお仕事が恐怖です
(同日23:12追記:結局家から一歩も出ず…「Prime Video」で「M3GAN ミーガン」、「Netflix」で「恋はデジャ・ブ」…他HDD内の録画番組を少々消化…後はくっちゃねの1日になりました。正月休みとなんら変わりません…妻は発熱するし、私も万全では無かったので仕方ないところもあるのですが)
以下は、映画鑑賞記録
「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」🦉🧸
監督 :ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー
出演 :クリス・パイン、ミシェル・ロドリゲス、レゲ=ジャン・ペイジ
制作年:2023年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸/カナダ🇨🇦
原題 :Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves
2023年12月21日(木曜日)の夜までに「Netflix」日本語吹替版で鑑賞しました。
概要
テーブルトークロールプレイングゲーム(以下TRPG)「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(以下D&D)の世界観を元にした映画。(過去にあった「ダンジョン&ドラゴン」シリーズのリブートなんかな?)
吟遊詩人エドガン・ダーヴィス(クリス・パイン)は、秘密組織ハーパーズに所属し平和に尽くしていた。しかしその活動柄恨みを買い、エドガンが留守の間に家族が襲撃され妻が殺されてしまうが、妻の機転で娘のキーラ・ダーヴィス(クロエ・コールマン)は生き残る。失意からハーパーを辞めたエドガンは、相棒でウスガルド・エルク族を追放された女戦士ホルガ・キルゴア(ミシェル・ロドリゲス)と共にキーラを育て、生活のためローグのフォージ・フィッツウィリアム(ヒュー・グラント)、ハーフエルフの魔法使いサイモン・アウマー(ジャスティス・スミス)らと共に、人を傷つけず金持ちだけをターゲットにするルールの盗賊団となる。ある日ウィザードのソフィーナ(デイジー・ヘッド)にかつて所属したハーパーズの拠点からの盗みを依頼された仕事に“蘇りの石板”があることを知り、妻を生き返らせたいエドガンは、キーラを家に残しコリン砦での仕事に向かうが、脱出の際にソフィーナが使った時間停止の魔法に巻き込まれ、エドガンとホルガは投獄されてしまう。
感想
高校生の頃からTRPG版の「D&D」のファン&プレイヤー&マスターだった私。
当時からバカ高かったゲームのセットをいくつも買い、関連小説も…面白かったのは「ドラゴンランス戦記」と「アイスウィンド・サーガ」シリーズ…買って読んで…という生活に人生の前半は費やしていました💦
キャラクター生成ができるゲームでは、白人顔に肌は黒くし髪は銀髪に近づけ、極力「アイスウィンド・サーガ」の主人公で、善良な心を持つダークエルフ“ドリッズト・ドゥアーデン”に近づけることを毎回やっております(あんまりうまくはいかないですが)
そのような私なので、この映画を観ることは必須(映画館に行くほどではないけど)。
前の「ダンジョン&ドラゴン」シリーズ3本の映画も、面白くなーいとか言いながら観ていて、今回も期待は少なめにもかかわらず、配信が開始されたのですぐに観ることにいたしました。
まぁ…結果、前の3本みたいにクソ映画ではなかったし、キャストも映像も遥かに豪華になっていたんだけど今回の「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」も…そこまで面白くはなかったかな。
変なコメディタッチ…は、世界観構成の難しさを誤魔化す手法に思えたし
設定も展開も月並み。
裏切られた仲間と、それと結託した邪悪なウィザード…ボスはリッチなんかな(?)と戦う話。
シナリオクリアではなく、結局平和を守る英雄活動に至る感じ。
TRPG「D&D」の良さは、結局あんまり再現されず、その部品が散りばめられただけ…という感覚の映画でした。
鑑賞の後で舞台が「アイスウィンド・サーガ」や「ムーンシェイ・サーガ」等と同じ“フォーゴトン・レルム”だと知るんだけど、フォーゴトン・レルムって、ドラゴンの顔の種族とか、鳥の種族とか、獣の顔の種族とか、そもそも黒人がこの舞台の地域にいたっけ…と思わされ、なんか違う感は大きくあります。
最初に投獄されていて、裁判のあった場所は「アイスウィンド・サーガ」の舞台“アイスウィンド・デイル”らしく、主人公の相棒ミシェル・ロドリゲス演じるバーバリアンもアイスウィンド・デイルの蛮族名にあった“エルク族”🦌の戦士らしいですが、そのバックグラウンド等が語られる訳でもありません。
記号としての“D&D”や“フォーゴトン・レルム”は一応散りばめられており、
ドルイドの女性が変身するオウルベア
死者に三つだけ話を聞ける魔法も、なんか朧げに記憶にあるような…
(あの件は面白かった)
意を決して“アンダーダーク”に入っていった割には、さらっと抜けて(小説読んでいる限りは、地上の人間が入っていって簡単に生きて帰れるような場所でもなさそうだったのに)、アンダーダークをさらっとかわした一行なのに、地上の城潜入に苦戦&いろいろ頑張る展開(映画的にはここからがメイン)
“ゼラチナス・キューブ”と“ディスプレイサー・ビースト”が登場。
ディスプレイサー・ビーストは、D&D以外では、「宇宙船ビーグル号の冒険」のクアール(こちらが元ネタらしい)と、「ダーティ・ペア」に出てくるムギです。
このあたり、小手先で“D&D”雰囲気を使った感は否めないかな。
このような、オリジナル脚本ではなく、小説作品の映像化に挑んで欲しい気もありますが、ポリコレ全盛のアメリカ映画界において「ドラゴンランス戦記」や「ダークエルフ物語」の世界観が壊されるのも嫌ですね…となると今回の映画みたいなものが最適解なんかな
(「ドラゴンランス戦記」、キャラモンとレイストリンは、クリス・ヘムズワースと、トム・ヒドルストンで…みたいな感じでキャスティング考えた文章をダラダラ書こうと思ったけど、バカっぽいので自粛💦)
キャスティングは…
前述したようにD&D映画としては、初の知っている俳優さんたちによるキャスト
クリス・パインは、まぁ順当
ミシェル・ロドリゲスは、やっぱりバーバリアン顔だった件
ドルイドでティーフリングな彼女…ソフィア・リリスは、知らない人でしたが、まぁ雰囲気
ハーフエルフの魔術師役のジャスティス・スミスは、もちろん彼が悪い訳ではないのですが、中世ヨーロッパ系の世界観にアフリカ系の顔が普通に入ってくると違和感(差別ではありません、東洋系でも同様に感じます)。
いかにファンタジーなフィクションであれど、原作の世界観というものがあります。
パラディン役のレゲ=ジャン・ペイジも同様。
この方は、今後伸びてくるんじゃないかと思っていて、買っている俳優さん
できれば、ブラックパンサーを引き継いで欲しかったとも思っていた方ですが、そこはまぁ、マーベルがああいう判断してしまったんで、どうしようもありません。
ブラッドリー・クーパーは、なんだったんですかね
ヒュー・グラントは…
最近、こんな感じのコメディ詐欺師の役ばっかりな気がします。
ハマり役で上手いキャスティングでした
点数は3点(5点満点中)です。
D&Dに思い入れのない方からすれば、題材が悪いと思ってしまう。
D&Dに思い入れがある側からすれば、今後はもっとなんとかして欲しい。
…そういう塩梅の映画です。
…もちろん旧3作品よりは断然良いです。
(当ブログ内の関連記事)
2007年04月14日 ダンジョン&ドラゴン2…もちろん裏切られましたよ
2015年10月26日 【映画】ダンジョン&ドラゴン3 太陽の騎士団と暗黒の書(の記事をやっつけた)
では、今日はこのあたりで
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